◇解説 Dixon SV(2016年モデル) 改造版◇


レビューは、あくまで個人的な感想に過ぎません。初めに必ずこちらをご覧ください。

ディクソンSVは、2008年から10年間ずっとモデルチェンジを追いかけながら愛用しているほど大好きなティンホイッスルなので、このページだけは内容盛りだくさんになっていますw 今まで出会ってきたティンホイッスルの中で一番好き。

「ディクソンSV」という呼び方は通称・愛称です。海外でも「Dixon SV」という通称・愛称で親しまれているようなので、うちでもそう呼んでいるだけです。
ディクソンSVの正式名称は「Big Whistle SV (Soft Voice)」ですので、海外の方に伝える場合は「Big Whistle SV (Soft Voice)」と正式名称のほうを言ったほうがいいかもしれません。
「Dixon SV」だと相手によっては伝わらない場合もあるでしょうから。

確かに金型自体はTony Dixon社が制作した金型ですし、Tony DixonさんとBig Whistle Music社のPhilip Brownさんが共同開発した機種ですから、「Dixon SV」という通称・愛称が広まるのも頷けるってものですね。

どうでもいいけど昔からディクソンSVは、黒しか作られていません。

ディクソンSV 2016年モデルのインプレは、このページの下のほうにあります。

基本的に、愛用の笛のことを書くのはインプレというよりは、ただ嬉しいから見せびらかしたいだけです(爆)。子供が「わーい!これだーい好きー! 見て見て〜!」って見せびらかして自慢するアレと同じw ですのでこのページはDixon SVをえこひいきして専用に作ったページですw

Dixon SV(Big Whistle SV)の商品ページはこちら↓
http://www.bigwhistle.co.uk/whistles?product_id=40627

 

ディクソンSVを最初に知ったのは、確か2008年だったと思います。Big Whistle Musicのサイトの存在を知って、そこで始めてSVを知ったわけで。


まずは最初に買った、2008年モデルの紹介

 

現在愛用しているディクソンSV 2016年モデルのインプレは、このページの下のほうにありますが、順序として、まずはディクソンSVを知って最初に買った2008年モデルのほうから紹介します。

 

このティンホイッスルは部品点数が4個ですけど、全ての部品が接着されているので、結果的に1ピースになります。そうなんですよ、とことんノン・チューナブルが好きなんです。完全なストレート管が大好きなんですよねー。

ちなみに、このSVは、ディクソンの中でも一番安いヤツです。もし私がディクソンのメーカーに直にお買い物に行くとしたら、「いっちばん安いのくださーい」って言うでしょうね(笑)。

いや別に、わざわざ安いのを選んだんじゃなくて、一番気に入るモデルが、たまたま一番安いモデルだったというだけの話です。もし一番気に入るモデルが一番高いモデルだったら、それを買ったことでしょう。

それを考えても、自分が本当に気に入るモデルだったら、値段は高かろうが安かろうが関係ないってことですよね。

 

ディクソンのティンホイッスルは大体ハズレがないんですけど、今までのディクソンの2006年くらいまでのいろんなモデルと比べると、SV2008年モデルは、他のディクソンの機種の「PVC管体&ABSヘッド」という材質から一歩進んで材質が全管ABSに変わり、ヘッドと管体とのつなぎ目の段差が無くなったことが嬉しいですね。

私はそういう材質的・外見的なことから入るんですけど、ま、それでもいいでしょ(笑)。見た目が一番、性能は後回しということです。

このティンホイッスルは部品点数が4個ですけど、全ての部品が接着されているので、結果的に1ピースになります。

ディクソンSVは、とにかく全体の形がかっこいいと思います。私はティンホイッスルを選ぶ時、全体の形がかっこいいこと、1ピースであること、管体から何も出っ張りが無いこと、を基準にしています。もちろん吹きやすさも考慮に入れますけど、それは二の次三の次です。とにかくティンホイッスルの全体の形が気に入るかどうか、が重要なキーポイントなんです。

それというのも私がとことん楽器の外見にこだわるタイプだからなんでしょう。

まずはディクソンSVを知って最初に買った2008年モデルのほうから紹介。

いろんなアングルの写真


Dixon SV Soprano D model-2008

Tony Dixonのロゴの刻印は入っていなくて、代わりに大手通販業者であるBig Whistle Musicのロゴの刻印が入っています。

ディクソンのメーカーがお得意先のBig Whistle Musicのために特別に入れた刻印らしいです。

 

特徴

さてこのディクソンSVの特徴ですけど、ディクソンSVの「SV」は、soft voiceの略だそうです。soft voiceというからに、まさに音色が柔らかくなったかんじです。

具体的にいうとこのSVは、特にハッキリ違いが解ることは、高音部のキンキンした音色が和らげられたかんじですね。ウインドウェイの出口の左右に小さな斜めのエッジがあって、そのおかげで音色が変わったんだと思います。このエッジも、ディクソンのメーカーがBig Whistle Musicのために特別に作ったと思われるSVにしかない特徴です。


見えにくいけど、ウインドウェイ出口の左右に斜めのエッジがある

それからもう一ついえることは、息の消費量が少なめになり、全体的に音量が抑えられていることです。なのでSVの略はsoft voiceでもありsirent voiceともいえるでしょうね。音色が柔らかくなって音量も静かになったということで。

ただし材質が全管ABSになったことで、音色はスザートのような音色にやや近づいています」(スザートも全管ABS)。初期の全管PVC製のディクソンとABS製のスザートのちょうど真ん中あたりに位置する音色といえるでしょう。

でも写真を見てお解りのように、このティンホイッスルにはTony Dixonのロゴが入っておらず、代わりにBig Whistle Musicのロゴが入っています。更に不思議なことに、ディクソンのサイトのカタログを見てもこのSVは(現時点:2008年10月15日の時点では)ラインナップには入っていないんですよ。さてさて、これはどういうことなんでしょう?

勝手な憶測ですけど、ディクソンのメーカーがBig Whistle Musicのために特別に&試験的に作った機種なんだと思います(その後、やはりそういうことだと判明しました)。

ちなみに、部品点数は4個です。ヘッド、ヘッドのウインドウェイに差し込まれている棒、管体の上部、管体の下部です。管体が二分割の部品になっていて、それで全ての部品が接着されています。ですので部品点数は4個でも、結局は笛としては1ピースということですね。

さて性能ですけど、今までのモデルよりも更に息がラクになっています。特に高音部などはクラークのスウィトーンよりも息がラクです。「うっそだー、んなわけないじゃん」と思うかもしれませんけど、試しに買ってみてはいかが? 本当にスウィトーンよりも高音部の息がラクなのが解りますよー。当然息の消費量も少なめですからロングトーンもラクです。ウインドウェイ出口の左右のエッジのおかげかもしれません。

工場出荷時のピッチはA=440Hz前後で、ほぼ標準です。

メリット。ピッチがほぼA=440Hz付近なので、標準的なピッチで他の楽器と合わせる時に都合がいい。本体が軽いので、長時間の演奏でも腕が疲れない。全管ABSなのに、ティンホイッスルらしい安っぽい音色を残してるし、ABSといえば自動車のインパネにも使われてるくらい熱に強い材質なので、管理に全然気を使わなくていい。そして、機種によっては相当息の消費量で苦労する2オクターブ目の後半でも、このSVならば息がすごくラク。3オクターブ目も簡単に出せる。これはすごく大きなメリット。更に音量が抑えられているので、スザートみたいにセッション時に「音量が大きすぎてうるさい」と言われることがない。以前のディクソンよりもだいぶおしとやかになったかんじですね。

デメリット。他の楽器が高い・低いピッチのままでチューニングできない場合、それに合わせることができない。ヘッドと管体を繋いでいるジョイントは、管体からジョイントが伸びてヘッドに差し込まれて、更に管体は二分割の部品になっていて、それぞれが接着されているのだけど、その接着剤が劣化する場合もあるかもしれない。でもABS同士を繋げているんですから、接着部分が弱ってくるのは何十年先とか、とにかく相当先のことでしょう。

買う時の注意点は、特にありません。ただ、Tony Dixonのロゴが入っていないために、「これ類似品=イミテーションなんじゃないの?」と勘違いしないようにしてください。外見や仕上がりや音色を確認してみても、正真正銘のディクソンのティンホイッスルですよー。

ベルに貼られていた金色のシールは、SVに限っては廃止されたようで、何も貼られていません。


金色のシールは貼られていない

それから2006年モデルのページにも書きましたけど、

この造形はやはり、細くて美しかった昔のチーフテンに本当によく似ていて魅力的です。やはりウインドウェイの形だけは違いますけど、それ以外はそっくりですね。ディクソンSVはとてもカッコイイです。

 

値段と入手法


Dixon SV Soprano D
2,600円(2,600JPyen)

取り扱っている業者さんです。

Big Whistle Music

ディクソンSVは、ディクソンのメーカーがBig Whistle Musicのために特別に作ったティンホイッスルらしいので、Big Whistle Musicでしか手に入らないそうです。

 

メーカーについて

ディクソンのメーカーは、常に設計変更を行っていて、改良を図っているようです。管体そのものの寸法や、チューナブル(2ピース)タイプのジョイント部分の精度や、ウインドウェイの形状の変更など、いろいろ試しながら作っているようです。

特にブラス・スライド・チューナブルや管体(ボディ)が分厚いアルミなどのユニークな機種は、ティンホイッスル吹きの注目を集めているようですね。新しい設計や開発にもどんどん取り組んでいるメーカーということで。こういうメーカーだから品質や性能が安定していて、人気もあるんでしょう。

ディクソンのサイトはこちら。

http://www.tonydixonmusic.co.uk/

 

改造(トーンホール)

ピッチバランスのバランス取り

さてさて、ディクソンSV 1ピースもトーンホールのピッチバランスを取っちゃえ〜、というページです。例の、すっかり恒例になったお得意のトーンホール削りです。

この作業にはクロマチック・チューナーであるSEIKO ST-1100を使いました。これは1セント単位で音程を測れるのでかなり便利です。


SEIKO ST-1100

例によって、小さな丸ヤスリを使って、いちばん下のDのトーンホールから削って、一つずつゆっくり確実に慎重にトーンホールを削り、ピッチを確認していきます。ロングトーンh&音階の上がり下がりをゆっくり何回も繰り返して、ピッチがまだ少し低いようだったらまた削って、また音を出してピッチを確認して、「よし、このトーンホールはこれでオッケー」となったら、やっと次のトーンホールに進んで同じ事を繰り返して、という、かなり根気の要る作業です。

で、仕上がりました。スペア用にもう一本買っておいたノーマルのSVと比較してみましょう。


上が改造版、下がノーマル

ノーマルのベルに金色のシールが貼ってあるのは、私が自分で「見分けがつきやすいように」と貼ったものです(元々はSVには金色のシールは貼られていません)。さて、もっと近づいて見てみましょう。


上が改造版、下がノーマル

どうでしょう? 見た目でもだいぶ各トーンホールが大きくなったでしょ。

ちなみに今回の作業では、F#の音だけはどうしても上がりきらず、10セントほど低くなっています。ま、10セントといえば半音の10分の1ですから殆ど気になりません。他の音は全部+−ゼロになっています。

吹いてみてやっぱり思ったこと。いやぁ、やっぱり平均律に合ったティンホイッスルは吹いてて気持ちがいいです〜。たかが安物の笛ティンホイッスル、されど平均律に調律できてセッションにも堂々と合わせられるティンホイッスル、奥が深いですよね。


2016年型ディクソンSVのインプレ

2016年型ディクソンSVは、色は黒しか作られていません。

この笛を2016年の11月に最初にとりあえず3本買って届いて、気に入ったのですぐに追加で6本注文しましたw Big Whistleの人はきっと「同じ機種を連続で9本も・・・何考えてやがる!?」って思ってるでしょうw

はい、合計9本届いて、そのうちの1本はある人に差し上げて、あとの8本の中から外見的な仕上げが好み(この基準がまた細かい)のロットを選りすぐって、保存用に4本選び出してカギ付き引き出し(別名:金庫)に保管して、あとの4本は練習とかの実践用という風に分けてます。

なので今持ってるSVは全く同じ時期に作られたものを合計8本持ってますw

笛の性能的には9本とも全部「当たり」で、何も不具合などはなく、音色やイントネーションも安定していて、演奏にも全く問題ありません。さすがディクソン。

でも私的な基準である「外観の仕上げの僅かな違いへのこだわり」をクリアしたのは9本のうち4本だけで、たぶん肉眼ではわからないレベルの精度の違いだと思いますけど、そこまで私はこだわります。

「たかが2千円ちょいの笛にそこまでの仕上げの精度を求めるなや」と言われようと、こだわりたーーーいんだもん。

さて、先ずはどこも改造してないノーマル状態での写真。


Dixon SV model-2016 soprano D

わざわざ「soprano D」なんて書かなくても、SVはソプラノD管しかないんだけどねw


う・・・美しい〜〜〜。ほれぼれするわー。


2015年モデルと比べると、ヘッドの金型が新しくなったようで、ヘッドと管体との段差、つまりジョイント部分の段差が見事に無くなって完全にツライチになってます。これチョ〜嬉しい。ディクソンさんありがとう。好きよ好きよ〜。


裏側もカッコイイ! かわいい!


ウインドウェイ出口の、斜めに成型された減音フィン


もう片側にも同じく減音フィンがあります。ヘッドと一体成型で、金型がこう作られているようです。


この減音フィンのおかげで、かなり音量が抑えられて、特に2オクターブ目がすごーく静かで柔らかい音色になってます。


2008年モデルとよく似たエッジ(ラビュームっていうの?)の形状


ジョイント部分の段差なーい。いえーい! 右がヘッド、左が管体。表側です。今まで刻印がここに彫られていたのに、なぜかのっぺらぼうです。


段差なーい。嬉しい〜。このジョイント部分の二本のミゾがデザインのアクセントになってて、これまたカッコイイのよねーーー


トーンホール(指穴)は小さめで、トーンホールごとの距離も近いので、指先で押さえやすいです。それでも更に指先で押さえやすくするために改造しますけどw


D管であることを示す刻印


しかーし! ただ一つだけ不満が。この管体末尾のベルのボテッとした出っ張りだけは許せない! 色が白いのもイヤ!!

そう! ミゾはお気に入りだけど出っ張りだけは許せなーーーい! キーーーーーーッ!!

なんで2008年くらいまでのモデルのままツライチにしておいてくんなかったのさ!?
め あ ちゃ ん い け な い!!(アッチョンブリケという意味)
2015年モデルと同様に、この忌まわしい形状のベルを真っ平に削って管体とツライチにして、究極のストレート管にしてやるー! そして管体と同じくベルも黒に塗装しちゃるー!!

 

ってなわけで、改造するのはそのベルの出っ張り削りが1つ。

そして指穴の径は広げないで指穴の肉厚部分だけを斜めに削って、爪が当たるくらいの指先で押さえる際に、指先があまりストレッチできないことを助けるために、肉厚削りによって、それぞれの指穴の表面上の距離を均等に近づけること、いわゆる「ショルダー作り」を縦向き方向に作ること、その2つですね。これは文章で説明するよか改造後の写真を見せたほうがわかりやすいので、そうします。

 

さーーーて、来週のサザエさんはー? じゃなかった、さーーーて、改造作業がんばってみようかなっと。

作業はじまりー。

ベル削りの作業途中。荒目の平ヤスリで大まかに削り、ちょっと細かい平ヤスリで微調整して、ここまでやるのに3時間以上かかりました。疲れた〜。でもちゃんとツライチに削れたでしょーへっへっへー。このあとダイヤモンド平ヤスリで表面をツルツルに磨き上げます。

削り&磨き作業、これで完了〜〜〜。完全に管体とツライチになって、僅かな段差さえも無くなりました〜〜〜。

もうあとは自動車用のつや消し黒のタッチペンで塗装するだけです。管体に塗料がついたらイヤなので、ヤスリで傷つけないように最初から貼っておいたマスキングテープは、塗装作業でもこのままにしておきます。

バームクーヘン食べながら塗装中。

すりガラス越しの日光に当てて、効率的に乾かします。プラスチックにとって紫外線は大敵だから程々に、だけど。

できたーーー! とりあえずケータイで撮影。手前側が改造したベルです。真っ平でしょー。管体とツライチでしょー。

ちょっと塗料を厚めに塗りすぎたので、今度サンドペーパーで磨いて、もっと綺麗にさせます。そして改めてデジカメで綺麗に撮影会してあげるんだぁ〜。

で、最終仕上げをして、完成!! 記念撮影〜!


Dixon SV soprano D model-2016 Remodeling version


SV「私綺麗?」

「うん、綺麗綺麗。べっぴんさんだわ」

 

というわけで、無事に作業終わった。ぃやったーーー!!

「ディクソンSV 2016年モデル 改造版」 でーーーきまーーーしたーーー!!

チョ〜お気に入り。

もうあとはトーンホールのショルダー作りをやれば、改造する箇所は何もない。

 

それはおいといても、

「今まではオーバーブロウ気味だからSVは霊界用にとっておいて、地上ではDX001Dだけを吹くんじゃなかったの?」って思うでしょうけど、そうなんです、最近まではそのつもりでいたんです。でも、やっぱり本音は、

霊界に持って行きたいくらいお気に入りなんだから、できれば地上に居るうちからでもSVを吹きたい。

と思ってたんです。でも強い息を吹き込むクセが付いちゃってて直せないから諦めるかーと思いながら月日が過ぎていくうちに、タンギングを入れないで吹いたりしてるうちに、だんだん吹き方が変わってきて、弱めの息を吹き込む習慣がついてきて、試しにそれまで眠ってた2015年モデルのSVを吹いてみたところ、「いけるかも。この体でもSV吹けるかも」と思えるような息使いになってきて、「ちょっとSVの最新モデルが気になってきた・・・Big Whistleのサイトで試しに2016年モデルを買ってみるか」となりました。

「なんで2015年モデルを持ってるのに最新型をわざわざ買うの?」って思うでしょうけど、2015年モデルは性能は満足だったけど、「ヘッドの成型の寸法が狂ってて管体との間に段差があることが許せない。しかもヘッドと管体の色が少し違うことも気に入らない」という、性能とは全然関係ない、まったくもってばかばかしい理由だったりしますwww

で、まーそういう理由から「最新型の2016年モデルは少しは成型が改善されてるかなー? 期待しないで買ってみよう」と思って買ったところ、あら! DX001Dとほぼ同じように寸法の狂いが無くなって段差が無くなってる! ヘッドを成型する金型が新しくなったんだわ! ヘッドの色も管体と同じだ! マジ!?ねぇマジ!? なんでか知んないけどBig Whistleの刻印も何も彫られていないのっぺらぼうだけど、そんなことはどーでもいいわ。ヘッドの金型が新しくなったことには違いないだろうし、成型的にもデザイン的にも言うことないじゃん! サイコーじゃん!

・・・よし、SVも吹くぞ。霊界だけでなく地上での愛用にもしてやる。わーーーい!

という流れでした。

 

ちなみに余談ですが、その時のBig Whistle MusicでのディクソンSVの写真は、まだモデルチェンジが施される前の状態の写真、つまり私がデザイン的に気に入らなかった2015年モデルの写真を使っていましたし、2ヶ月経った状態(2016年12月)でも写真は古いモデルのままです。海外の業者さんて、けっこう、既に生産が終わってとっくにモデルチェンジ・マイナーチェンジされてるのに古いモデルの写真をずーっと使ってることが非常に多いみたいです。だからモデルチェンジ・マイナーチェンジされたかどうかは買ってみないとわからないんですよね。困ったことに。だってディクソン本家のサイトですらDX001Dの写真はベルの輪っかが平坦な古いモデルのままですから、海外の業者さんってそういうアバウトな感覚なんでしょうね。個人的に困るんですけどー。私自らが人柱にならなきゃならないんですけどーーー。

皆さんも、海外の業者さんが使ってるティンホイッスルの「写真だけ」を見て判断しないように気をつけてください。その写真、もしかしたら一年以上前のモデルの写真かもしれませんよ? といっても買わなきゃしょうがないんですから辛いところですよね。でも届いてみたら予想よりももっといい状態のが手に入った、なんて嬉しい誤算もあるかもしれないですよね。今回の私みたいに。

って風にね。

 

内輪話ですが、実は2016年の秋にツイッターで、とあるフォロワーさんが、「音の静かなティンホイッスルはないかなー」と呟いていたので、すごく静かだし笛としての性能も完璧だけど私的にデザインだけが気に入らないから、買ったまま放置してて吹いてなかった2015年モデルのSVを、「私が持っているだけで眠らせておいても笛が可哀相だし、それなら喜んでくれる人にあげちゃーーーう」って思って差し上げたんですよ。

そしてそれがキッカケとなって、「そういえばSVの2016年モデルのデザインはどうなってるのかな? 2015年モデルは私にとってはデザイン改悪状態だったし、どーせ2016年モデルも好みのデザインにモデルチェンジなんてされてないだろうけど、ダメもとで試しに買ってみようかな」と思って買ってみたら、先述の通り嬉しい誤算の大当たりデザイン!だったわけだったんです。

ですから私がチョ〜お気に入りになれる2016年モデルのSVを入手できたのは、ひとえにその人のおかげなんです。間接的にとはいえ購入のキッカケをくださったんですから、本当にその人には感謝の気持ちでいっぱいです。この場を借りて深く深くお礼申し上げます。本当に、ほんっとーーーにありがとうございます! 感謝感激!

 

話を戻して、

それでDX001Dを大量に買った時と同じく、SVもロットごとの品質のバラつきがあるかもしれないし、いつかメーカーが消滅しちゃったら悲しいから、練習用とか仕事カバン用とか、改造して永久保存用とか、ノーマルのままでの永久保存用とか、いろいろ欲しいから、初回はまとめて6本くらい買っちゃえー、と、そういう経緯でした。

そして後日更に追加で10本買って、今ではディクソンSV2016年モデルだけで合計18本あります

下の引き出しに入ってる9本が私的に仕上げが満足いく「べっぴんさん」ゆえに基本的に永久保存用で、上の引き出しに入っている9本が選別から漏れたいわゆる「地味な子」なので、「地味な子」だけを今後一本ずつ使い倒していく予定です。笛の性能としては全部「当たり」で全く不具合は無かったけど、外見的な細かい仕上げの良いロット(ヘッドと管体が回転方向にズレていなくて、ジョイント部分にも0.1mm以下の段差しかないロット)を選別した結果、こうなりました。

それにしても、永久保存用が9本あるとか我ながら凄いな。やりすぎwww保険かけすぎwww これくらいあればいくらなんでも私が死ぬまでは大丈夫でしょう(笑)

 

18本全部、割とそれぞれ近い時期に注文したので、全く同じデザインのものが届きました。これには本当に感謝してもしきれません!! ティンホイッスルは予告無しのデザインチェンジが非常に多いので、今回は本当に助かりました。

Thank you so much for Tony Dixon MusicBig Whistle MusicDixon SV(Big Whistle SV)!!

 

お気に入りのティンホイッスルは、最低でも5本以上ないと気が済まないというか不安というか、そんな理由からです。来年の今頃は、きっと「2017年モデルはどうなっているかな? また改善が進んだかな? 試しに5本くらいまとめて買ってみるか」って気になってるかもwwwめあってヤツはそんなヤツです。

・普段→基本的にはSVをメインに吹く
・ちょっと多目に息を消費させて思いっきり吹いて音を轟かせたい時→DX001Dを吹く
・猛烈に息のパワーを発散させたい時→ショウを吹く

こんな風に使い分けていきたいです。

さて、実際に吹いてみた個人的感想。まずはツイッターから引用。

めあ

きたー! ディクソンSV最新モデル(2016年型)同じのを3本w このうち1本は既にとある人に差し上げる予定。 まだ吹いてないけど、去年のモデルと比べたら金型が新しくなって、格段にヘッドの成型がよくなってる。来年はもっとよくなってるかもしんないから、一年後くらいにまた数本買おうw

ただ一つ、管体末尾のベルがボテッと出っ張ってるのだけは私の美的感覚が許さないから、自分用の2本はベルをマッサラに削ることに、けってーーーい!

ディクソンのためなら金は惜しみませんw

去年のモデルと比べたら、ウインドウェイがやや狭く、歌口の減音フィン?が大きくなって、エッジまでの距離も近くなってるから、相当息がラクになって音量も抑えられてるはずと思って今ちょっと吹いてみたら、うわー!息ラクすぎ静かすぎ。室内で吹いても大丈夫そう

3オクターブ目のEまで超余裕で出た。これスイートーンよりも息がラクなんじゃないの?

ハイエンドまで吹いても音量が小さくて、しかもそんなに高くない(£13.75)ティンホイッスルってことで、ぜひディクソンSVを布教させたいな

さようですw今週末は出っ張り削り作業に精を出しますw なんでまたSV買ったの?って理由は、ツイッターだと書ききれないので、サイトに書きましたわ

↑サイトに書いてるとおり、今朝また3本追加で注文しちゃったですw Big Whistleの中の人「同じ機種を6本も・・・世の中にはいろんな人がいるもんだ」と言ってるかはわかりませんが

その他の個人的感想なインプレは、また後日。

ちなみに、このディクソンSV(2016年モデル)改造版は、「吹きやすさランキング」にも書いているとおり、今ではデザイン・性能共に、最もお気に入りのティンホイッスルになっています。以前はオーバートンが一番のお気に入りだったんですけど、最近の私のティンホイッスルに対する美意識と吹き方の変化により、この笛が、お気に入りのトップに躍り出ました。

ちょっと余談。たとえ高級品のティンホイッスルでも、オーバートン(現ゴールディ)のような装飾が一切無いタイプなら「素敵だな〜。カッコイイな〜」って思うんですけど、綺麗にあちこち装飾で飾られている7万円くらいの超高級品のティンホイッスルを見ても、なぜか全く魅力を感じないんですよ。一般的には「美しい」と言われてるんでしょうけど、私にはまるでピンとこないし美しいとも思わないんです。

それよか、ディクソンの中でも一番安くて外観も地味な、このSVのほうに断然魅力を感じるんです。装飾の一切付いていない、外見的にチョ〜シンプルで地味なティンホイッスルが大好きです。ハタから見ればただの安いプラスチックの棒なのに無性に「カッコイイ、素敵」って思っちゃうんですよ。何かにつけてシンプル志向だからかな?

「めあはよっぽどディクソンが好きなんだな」と思うしょー。はい、大好きです。ディクソン!ディクソン!ディクソンばんじゃーい∩(・ω・)∩

練習用の、息使いの図

 


カギ付き引き出しその2の制作

さて、机の一番上の引き出しには昔自分で付けたシリンダー式ロックがあるので、永久保存用のSVたちはそこに入れればいいんでしょうけど、色々な事情で、一つ下の、真ん中の引き出しに入れることにしました。

まずSVたちを最初から付いてたプラスチックのハードケースや自作のパイプケースにしまっておきます。

そして、SVたちを入れる真ん中の引き出しの内側に、あらかじめ適度な大きさに加工したダンボールケースをはめておきます。

そこに、引き出しに入る大きさ、かつ笛が入る、ちょうどいい大きさのせんべいの缶を入れます。せんべいの缶の底にはタオルを敷いておきます。

SVたちを、せんべいの缶に入れます。そして缶のフタをしっかり閉めてガード。

 

缶を覆っているダンボールケースのフタを閉めて、熱伝導率を下げます。缶だけだと金属なので、夏場は笛が熱くなっちゃうかもしれないと心配になったので、ダンボルケースで缶全体を包むわけです。まぁ心配しすぎなんでしょうですけど、SVはプラスチックの笛なので念のためにこうして遮熱処理をやっておきます。

(ダンボールケースのフタを閉めた状態)

この時点で既にSVたちは3重ハードケース(パイプケースのやつは4重ハードケース)でガードされている状態です。

そして引き出しを閉めて、今回買って苦労して取り付けておいたカンヌキタイプの錠前「インサイドロック」でロックします。机は鉄製なので穴開けに苦労したんですよね〜。あの作業疲れたわー。この錠前「インサイドロック」は、カンヌキを閉めると錠前本体を土台に取り付けている部分のネジが薄い鉄板で隠れる仕様なので、カンヌキを閉めていれば錠前を取り外すことさえできないので、盗難防止効果はバッチリです。カンヌキを押すだけでロックされて、解錠する時にだけキーを使うので手軽で好きです。また、誰かのいたずらでカンヌキを閉めることができないようにすることも可能なので、優れものかも。

 

カンヌキをかけた時に引き出しとの隙間ができてガタガタいわないように、引き出し側にコルク板を貼って、引き出しをピッチリ押さえつけられるように隙間を調整します。これで例えば大きな地震が来たりしても、引き出しとカンヌキとの隙間でガタガタいいません。

そして以前から両面テープで取り付けておいた、地震対策とか赤ちゃんのケガ防止用の、プラスチック製の引き出し止めのロック部分をパチンとはめます。プラスチックロックのほうは指で簡単にロック解除できるので盗難防止効果は無いんですが、カンヌキ錠前のほうで充分できてるので。

そして引き出しの上からガムテープで貼った垂れ幕をヒラッと・・・

これで終わりです。SVたちはプラスチックのハードケース+せんべいの缶+ダンボールケース+机、という4重ハードケースで守られた状態で、自作のパイプケースに入ったSVは5重ハードケースで守られた状態です。地震や落下物などの衝撃から完全すぎるほどに守り、熱からも守り、おまけに盗難防止機能も備えています。もし笛を盗みたかったら、100kg以上ある机ごと抱えて盗んでいくしかないですw

衝撃や熱から守ることはともかく、金目の物を盗もうとした人が居たら「笛なんて誰も要らんわ! それに引き出し開けたくても開けられんわ! 盗もうとしても盗めんわ!」と言いそう。

いくら永久保存用のSVたちが大切だとはいえ、やりすぎwww守りすぎwww金庫並みの防御力とセキュリティwww

あ、一つ上のやはりカギ付き引き出しには、それ以外のSVたちが入ってます。これは昔から作っておいた「笛金庫」です。これで笛金庫が二つになったー。わーーーい。

 「笛金庫」というより「笛アーマー」ですねwww

 

衝撃や熱が心配だからというのが一番の理由ですけど、自室は家の間取りの関係で人の出入りが多いので、盗難防止対策も完璧にしないと気が済まなかったんですよねー。それだけ私にとって笛は大切な宝物です。

 

そして一番下の引き出しには、同じSVでも練習用のSVとかその他のティンホイッスルとかローホイッスルとかフルートが入っています。こっちは頻繁に開け閉めするのでロックは付けていません。でも一応地震対策のためにプラスチックロックだけでも付けようかな。

 

 

(2017/08/15追記)

2017年に入って、デザイン変更されてるかなーと思って、できれば10本くらいまとめて注文したかったんですけど、その時の在庫が5本しかなかったので5本買いました。後になってわかったことですが、その5本が2016年モデルの最後の在庫だったみたいなんです。つまり私は2016年モデルの最後の在庫まで買い占めてしまったというわけでwww結果、2016年モデルが合計で23本になりました。

それにしても、今後も、「届いてみないとデザインの改良・改悪はわかんないから」って理由で、一年につき5本くらい買うわけだし、こんな大人買いを毎年繰り返してたら、5年後にはSVだけで今よりも更に25本も増える(つまり合計で50本くらいになる)し、今後5年以内にチョ〜お気に入りのデザインにモデルチェンジされることが何度かあったら、そのたびに一度にまとめて20本くらい買っちゃうでしょうから、実際には5年後には一体何十本に増えてるんでしょうか? 場合によっては100本超える可能性もあるかも・・・

そんなことになったらBig Whistle Musicの中の人は、「日本のめあというお客が毎年毎年大量にまとめ買いして商売繁盛でありがたいんだが、この人一体何のつもりでこんなに大量に買ってるの? 日本でのSV布教活動で沢山のお友達にあげてるのかもしんないけど、こんな極端な人今まで居なかったよ。何か企んでるのかな? こわいよママ〜〜〜 。><。」とか思ったりしてwww

なーんにも企んでませーん。今言ったように更にお気に入りのデザインに変わるのを毎年狙っているだけですし、先にも書いたように、「試しにニューモデルを買ってみたけど届いてみたらデザインが個人的に気に入らなかったから」という理由だけで選別から漏れたSVたちは他の人たちに差し上げてる(無料で差し上げてるので転売ではない)のも事実なので、結果的に日本でのSV布教活動にも役立っているわけなので、むしろ喜んでくださいw

一本2千円の安めの笛だからこそ、できることですね。

でもあんまり大人買いの度が過ぎると、何かしらの理由でしばらく私だけ購入禁止になっちゃわないか、私だけならいいけど日本への輸出をやめちゃったりしないかとか、それだけが気がかり・・・心配しすぎかな?

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(2017/08/19追記)
ディクソンSV2016年モデルの、最終的な所有合計本数。

これだけ持っているとさすがに、ありがたみが薄れ・・・・・・ないわw ありがたやありがたやー

 

(2017/10/21加筆)

その後、一番下の引き出しにもカンヌキタイプの錠前「インサイドロック」を付けました。真ん中の引き出しに付けたロックと同じものです。今のところ、この引き出しにはDX001D全部と練習用のSV1本と、ヤマハのフルートが入っています。今後は何を入れようかなー。

  

これで机の右側の引き出し三つ全部がロックで守られています。笛は全部ここに厳重に保管されていますwww


改めて実感する、2016年モデルの四段構えのお気に入り

ディクソンSVは今まで年式によって色々な特性を持っていましたけど、この2016年モデルは取り分け、息がラクで音量を抑えまくっています。今までのSVの静音仕様をより一層進化させた「究極の静音SV」が、この2016年モデルだと思います。私が気付いた範囲では「四段構えのお気に入り点」です。

 

―――四段構えの一つ目:歌口の異常なまでの狭さとエッジの近さ―――
歌口を見てみると異常なまでに狭く、ウインドウェイ出口からエッジまでの距離がすごく近いので、息への反応がとても良く、かなり少ない息でも正しいピッチ(A=440Hzを基準にした演奏)にまで上げられる。
結果的に全体的に息がすごくラクだから高音部も難なく出せる。実際私は3オクターブ目のGまで余裕で出せました。
全体的に息量が少なくて済むのだから当然全体的な音量もかなり小さくできる。

―――四段構えの二つ目:「へ」の字型のウインドウェイ底面部―――
ウインドウェイ内部を覗き込んでみると、底面部の中央だけが盛り上がっていて、ゆるーい「へ」の字型になっている。
こういう風にウインドウェイの底面部を部分的に底上げすることにより、少ない息で高音部が一層出やすくなるばかりでなく、「へ」の字型の両脇は低くなっているので低音部が出にくくなることを防ぐ効果もある。
実際この2016年モデルを初めて吹いた時、ほんの5分ほどで最低音のDを出せて、今では最低音のDで息ビブラートを使えるまでになりました。演奏で言うとピアニシモで息ビブラートを使っている状態です。SVの最低音が出しにくいと言ってる人も多いようですが、今までのSVでそんなことは無かったですよ。要は慣れです。慣れちゃえばどーってことはないです。

―――四段構えの三つ目:減音フィンの恩恵―――
冒頭に触れたように歌口の両脇に斜めの減音フィンが付いているので、そこでもだいぶ音量が抑えられている。特に2オクターブ目から上は本当にSV(Soft Voice)と言うにふさわしい音量と音質。

―――四段構えの四つ目:材質が全管ABS―――
プラスチックの中でも、かなり強度と耐熱性があるABSを全管に使用している(直接メーカーから教えていただいたので間違いない)。

だから、よほどのひどい条件下でない限り、普通に使う分には壊れたり変形したりする心配は、まず無いと思われる。

 

と、最後の材質を含めれば、こういう四段構えで信じられないくらい息がラクで音量も抑えられていて、音質もティンホイッスル特有の高音部でのキンキンした部分がかなり無くなっています。A=440Hzでも本当に全体的に「優しく柔らかく静かに」吹けるし、回りの人たちにもうるさい思いをさせないで済むし、高音部でのキンキンした耳障りな音を聴かせてしまうこともないんです。

今までの年式のSVの中では一番息がラクで静音効果も効いていると感じました。元々ただでさえ息がラクで静音にするために企画・設計・開発されたSVですけど、最終型の2016年モデルで改良し尽くされた印象ですね。

それに、音量が小さいから、チューナーを見ずに演奏しながら自分の耳だけでピッチを確認する時、とても音が聞き取りやすい。これは本当に助かります。

今日(2017/10/01)になって改めてヘッド周りを観察してみて、そう思いました。全体的に息がすごくラクで静音効果が相当効いていて音質もまろやかという意味で、SVの最後のマイナーチェンジモデルを飾るにふさわしい、高い完成度だと思います。

私はこの2016年モデルのSVに、かなり助けられています。

デザイン面でも、ベルの出っ張った輪っかさえ削って管体と同じ色に塗装しちゃえば、もうなーーーんにも不満はありません。2017/10/01の時点では、2016年モデル以上のお気に入りはないと言っても過言ではありません。

 

この2016年モデルは本当にずーーーっと大切にしていきたいです。永久保存用が11本、準・永久保存用が11本あって、その他に今1本だけ実践活躍用にしていますが、実際に使うのは今後もずっとこの実践活躍用の一本だけでしょうね。壊れない限りはそれ一本だけを実践用に使っていきます。つまり永久保存用が22本あるわけです。

2016年モデルが現在のところ最高のお気に入りだけど、年式に関わらず、私はディクソンSV(Big Whistle SV)の熱狂的なファンです。

 

えっと、2016年モデルが最終型で、2017年に入ってからはBig Whistle MusicさんはSVのフルモデルチェンジの企画のほうが忙しく、それまでの2016年モデルのプロトタイプの在庫を販売していたようですが、人気があったのでしょう、ついにプロトタイプまで全部売り切れてしまったようで、2017年10月現在Big Whistle Musicでは急いでSVのフルモデルチェンジの開発を進めているらしく、専用の金型の設計も急いで進めているようです。

個人的に「そんなに遠くない将来、フルモデルチェンジされた最新型SVがBig Whistle Musicのラインナップに加わるんじゃないかな」と期待しているので、Big Whistle Musicのサイトをマメにチェックしています。

 

https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=https://thesession.org/discussions/30612&prev=search

↑このページの最下部にあるコメント、気に入った! ディクソンSVを強く奨めてる。(スザートのチューナブルも奨めてるけど)

Re: Which Dixon whistle do you recommend?

I bought a Big Whistle SV High D recently. It has the Big Whistle Logo but I think it is a Dixon. It is my best whistle (even in comparison with the Dixon High D Polymer). The Big Whistle SV is cheap, beautiful (Big Whistle logo and completely black), simple (not tunable), light (24g), warm, stable and washable (ABS-plastic), and the transition to the second octave is easier and the volume more consistant than on any other whistle I ever played. I can also recommend the Susato High D Tuneable V Series because of its special and superb sound that fits to slower and rounder music.

# Posted by ALF 5 years ago.

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(↓Google翻訳したやつ)

Re:どのディクソンホイッスルをお勧めしますか?

私は最近Big Whistle SV High Dを買った。
それは大きなホイッスルのロゴを持っていますが、私はそれがディクソンだと思います。
それは私の最高のホイッスルです(Dixon High D Polymerと比較しても)。

Big Whistle SVは、安価で美しい(ビッグホイッスルのロゴと完全に黒)、シンプル(チューニング不可)、軽量(24g)、
暖かく、安定して洗える(ABS-プラスチック)で、第2オクターブへの移行が簡単で、私が今までに演奏した他のホイッスルよりも一貫しています。

私はSusato High D Tuneable Vシリーズもお勧めします。なぜなら、ゆったりとした音楽にぴったりな特別な素晴らしいサウンドがあるからです。

#投稿者ALF 5年前 。

 


他のティンホイッスルには無い、ディクソンSV特有の魅力を簡潔にまとめた

SVの魅力を簡潔に箇条書きにしてまとめると、

最高じゃん最高じゃん最〜高〜〜〜じゃ〜ん!(高田純次さん風に)

この笛との巡り会わせと出会いに、本当に感謝したい。神様ありがとう。


ディクソンSVは児童用に作られた…?

なんなのこのタイトル? と思う人もいらっしゃるでしょう。以下私の勝手な憶測です。

ディクソンSVはハッキリ言って、息がものすごくラクです。2オクターブ目の後半から先はちょっと息がキツイですけど、それ以外は本当に少量の息で演奏できます。先にも書いたとおり、息がラクなのは狭くて絞りの強いウインドウェイと、歌口に付いている斜めの減音フィンのおかげかもしれません。

ディクソンの今までのラインナップの中では飛びぬけて息がラクなんですよ、このSVは。

もしかしたらディクソンのメーカーは、肺活量の少ない児童(小学校低学年くらい)のことも考えて、ここまで息をラクにしたのではないかと思うんです。

15年以上ディクソンのいろんな年式と型式のティンホイッスルを吹いてきましたけど、どれも標準的な息の消費量でした。小学校高学年や中学生くらいからマトモに吹けると思われるような息の消費量だったんです。ディクソンのメーカーは「小学校低学年の小さな児童にも吹いてほしい」という思いを込めてSVを作ったのではないか、と思うんです。

トーンホールは小さいし、トーンホールごとの距離は近いし、本体が軽いし、息がものすごくラク。これらのことを考えると、ディクソンSVは児童用に作られたもので、児童でもそれ以上でも吹けるティンホイッスルなのでは? というのが私の憶測です。

あ、そこのあなた、大笑いしていますか?(笑) でももしかしたら少しはそういう可能性もあるかもしれませんよ。ディクソンのメーカーの真意は解りませんけど、私はそう思います。

本来ティンホイッスルは児童から少年少女・大人・老人まで幅広く楽しむための笛です。そして、小学校低学年の児童がSVを吹いている様を見てみたいものです。

小学校低学年の児童がパパからSVをプレゼントされて喜んで吹いている、それも何の苦もなく吹いている、そんな光景が目に浮かびます。


おまけ・・・というか何というか・・・

トニー・ディクソン(Tony Dixon)さんとBig Whistle Music代表のフィリップ・ブラウン(Philip Brown)さんは今おいくつなのかは知りませんけど、彼らも私もいつかは寿命で霊界に行く時が来るんですから、その時が来たら、霊界で彼らに会って

「ディクソンさん、ブラウンさん、地上ではあんなに美しい素晴らしいティンホイッスルを作ってくださって、ありがとうございました。あなた方の作ったティンホイッスルと同じものを、私も作りたいです。あなた方の弟子にしてください。まずはティンホイッスルの構造から勉強して、最終的にはあなた方と同じティンホイッスルをどんどん作って、それを笛好きな人たちに無償で差し上げたいです。もちろん自分用のお気に入りの一本であるディクソンSVだけは手元に残しますけど」

と打ち明けたいです。結講かなり本気ですよ。もし彼らが弟子入りを認めてくださったら、の話ですけどね。弟子になりたいっていう人は他にもたくさんいらっしゃるだろうからなぁ。

それには、まず今のうちからティンホイッスルの構造と製作の勉強をしておかないと。

Tony Dixon Musicさん、Big Whistle Musicさん、こんなに私の好みに合ったティンホイッスルを世に送り出していただき、本当に感謝しています。ありがとうございます!!

Thank you so much for Tony Dixon MusicBig Whistle MusicDixon SV(Big Whistle SV)!!


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