※レビューは、あくまでも主観・個人的な感想であって、「吹きやすい」という表現は、あくまでも「自分の吹き方に合っている」という意味に過ぎません。別の人が吹いたらきっと吹きやすさの印象が全然違ってくるでしょうね。
購入方法は、当サイトのこちらのページをご覧ください。メーカーによってはディープリンクを嫌ってブロックしていることもあるので、全メーカーともにサイトのトップページのみにリンクを張っています。
アメリカのGemeinhardt(ゲマインハート)社の、管体全てがABS(プラスチック)でできたモダンピッコロ、「ゲマインハート4Pピッコロ」です。全管木製のモダンピッコロの木の部分がABSでできていると言えばわかりやすいでしょうか。
私の好みで、「リッププレートが付いていなくて、なおかつ管体全てがABSでできてるモダンピッコロ」というのを探しまくってたらこの4Pしか見つからなかったんですよ。
ピッコロケースカバーが付いてこなかったので、とりあえず布製の巾着袋に入れてます(笑)
そのうちにちゃんとしたケースカバー買いたい。
購入した楽器屋さんに聞いたら、かなり息の長いモデルだそうで、木製の4Wシリーズと同じくらいかなり長年生産され続けているようです。
もちろんアフターサービスも万全で、定期点検や調整やオーバーホールにも応じてくれるそうなので安心です。
以前はシリンディカルストレートデザインのジョイント部分と管体の間に少し段差があってちょっと気に入らなくて購入を見送っていたんですが、最近はもうそんなことは全然気にならなくなったので買いました。
だって上にも書いた通りの条件を満たすには、これしか選択肢が無かったんだもん(笑)
ジョイントの段差はもう全然気にならない。
この4Pを手に入れた以上、あとはもう欲しいピッコロは同社の4W(管体がグラナディラ製)しかなくなっちゃいました。でも4Wは私にとってはべらぼうに高いので死ぬまでに入手できればいいし、できなかったらできなかったで全然構いません。
この4Pという名前のPはプラスチック管という意味のPでしょうね。同社の4WシリーズのWはたぶんウッド管という意味のWだと思いますし。
4は何の意味だかわかりませんが・・・
とにかく、気温や湿度に全く気を使わずに、真夏でも真冬でもケースからパッと取り出してすぐに吹ける、そして屋外でも何の心配もせずに吹けるABS製のモダンピッコロが欲しかったので、とっても満足しています。
改造記録
改造記録:1
まずは恒例の改造作業で、歌口手前の肉厚部分だけを斜めに削っています。下唇が厚めなのでこうしないとうまくエッジに息が当たってくれないんです。
でもこの改造のおかげでノーマルの歌口だった時よりも格段に鳴らしやすくなりました。2オクターブ目の後半もけっこうラクに鳴らせるようになって「改造の効果ってすごーい」と思いました。
丸ヤスリで歌口手前の肉厚部分だけを斜めに削った。
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改造記録:2
次にやったのが、このゲマインはエッジが水平にカットされていて、私の逆アーチ息ビームに合っていないと判断したので、ヒーリーと同じくエッジを丸く削ることにしました。上の写真と比べてみてくだされば、わかると思います。
削った結果が↓の3枚の写真です。素人なのでちょい雑な削り方ですが・・・
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改造記録:3
そして更に、やはりヒーリーと同じく、アンブシュアカットまで入れてみました。下の3枚の写真がそうです。
↑これらの改造の結果、思った通り、改造前よりは割とラクに高音部を鳴らしやすくなりました。音源はそのうちにアップしたいと思っています。
いや〜、自分に合った改造って大事だな、と思いました。
特にキーメカニズムの管理に気を配って、一生付き合っていきたいです。ヒーリーの次に宝物になりそう。