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いろんなアングルの写真
一見、ウォルトンに似た外見ですね。性能はファドーグのほうが遥かに上ですけど。
Feadog
Brass Soprano D
ウインドウェイはやや広いんですけど、息量は少な目で済みます。
少ない息量で吹けるのは、このエッジの角度のおかげ…なのかしら?
これは新品の状態ですけど、使い込んできている今では、トーンホール周辺が変色しています。
小指をあてるところの変色も同様です。
特徴
ジェネレーションと並んで、このファドーグもかなりの人気を誇っているティンホイッスルです。音色は、金属的でクリアーなジェネレーションの音色をややハスキーにしたという印象です。音色の安っぽさ・ティンホイッスル臭さを好む人には、このファドーグがお奨めです。
演奏する時には、2オクターブ目のGの音がややカスレることがあるんですけど、これは演奏者のテクニックでカバーできる範囲だと思います。2オクターブ目のGが全く出ないのならばともかく、ややカスレる程度ならば、ひとつの「音色の味」として考えればいいでしょう。それが逆にファドーグの長所であり個性でもあると思うんですよ。
ウォルトンの不具合はめちゃくちゃですけど、ファドーグの不具合は微々たるもんなので。
マウスピースをお湯で温めて外して、チューニングができます。
メーカーについて
ファドーグは、アイルランドのメーカーですけど、かなり昔から世界中で人気があるようで、今もその人気は衰えていないようです。また、ウォルトンの品質ほどひどくはなくても、品質の問題がほんの少しだけ出てきています。
その品質の問題についてですけど、一般の楽器屋さんの店頭とかに大量に出回っているファドーグは品質が悪いというだけで、品質チェックをしっかりしている輸入業者さんならば、状態のいいファドーグを探してきてくれます。業者さん選びさえ間違わなければ、良質のファドーグが手に入るんですよ。私もそうやって良質のファドーグを手に入れましたし。
ファドーグのサイトはこちら。