管体内部の汚れ
長期間ティンホイッスルを吹いてきて、管体内部にいろんな汚れが付いて困った、という時の、掃除の方法です。ほとんどのティンホイッスルには掃除棒は付いていませんので、管体内部の掃除には困りますよね。
リコーダーを扱っている楽器屋さんに行って、「先っぽにガーゼとかを通せる、穴の開いた掃除棒をください」と頼みましょう。
掃除用のガーゼを切ります。ガーゼはできるだけ長くて細いほうがいいです。
これにガーゼを通して…
クルクルっと、掃除棒を包むように巻いて…
管体の末尾から通して、ガーゼがほどけない方向に回転させて掃除します。この場合は左回りに回します。
オーケストラでよく見るクラシック楽器のフルートがありますね。フルート用の掃除棒で、ティンホイッスルの管体を掃除してもいいでしょう。フルート用の掃除棒は金属性が大半ですけど、別に金属でも使って大丈夫です。
ピッコロ用の掃除棒も思いつくかもしれませんけど、ピッコロ用の掃除棒は頭管部を外して掃除することを前提に作られてるので、短いんです。20センチもないんですよ。それをティンホイッスルに使うと、管体の奥までは掃除できないんです。ですのでフルート用の掃除棒がいいです。
掃除の要領は同じです。掃除棒を包むよーにガーゼをクルクルっと巻いて、それを管体末尾から入れて、ガーゼがほどけない方向に回転させて掃除します。
掃除棒なんてわざわざ買うのはイヤだという人は、自分で作りましょう。といっても、用意するのは細い木の棒とガーゼだけです。
木の棒を包むように、ガーゼをクルクルっと巻いて…
これを管体の末尾から通して、ガーゼがほどけない方向に回転させて掃除します。この場合は右回りに回します。
木の棒ではガーゼがほどけやすいので、根元をしっかり握りながら回したほうがいいです。
掃除棒に針金を使う方法もあります。ティンホイッスルの全長の三倍くらいある長さの針金を用意して、それを真ん中から曲げます。曲げた部分は楕円形になっていればいいです。
楕円形の部分を残して、あとはプライヤーとかペンチなどで綱状に巻きます。
楕円形の部分にガーゼを通して、あとは同じ要領です。針金を包むようにガーゼをクルクルっと巻いて、それを管体末尾から入れて、ガーゼがほどけない方向に回転させて掃除します。
ブラシを使って掃除する方法もあります。試験管の掃除に使う専用のブラシもいいでしょうけど、手に入りにくいですし、ティンホイッスルの管体には短かすぎるものが多いので、苦労して手に入れる意味はあまり無いと思います。ここは、DIYセンターなどで売っている、細いパイプ掃除用のブラシを使うといいでしょう。いろんな長さのものがあるようなので、ティンホイッスルに合う長さのものもあるのではないかと思います。それを管体末尾から入れて回転させて、管体内部をジャリジャリ磨きます。あとは先ほどのガーゼを使った掃除法で、管体内部のカスを拭き取っておくと、更に綺麗になります。