◇死の瞬間の様子◇


※このページにおいて、所々断定口調になっている部分がありますけど、断定口調のほうが伝わりやすいからそうしているだけであって、妄信しているわけではありません。霊界に行って見聞きしてきたわけではないですし、様々な霊界通信の書籍などから私なりに解釈して個人的な意見を書いているだけですから、私の断定口調を鵜呑みにしないで、ご自分でご判断をお願いします。


元々人間は、外側から順に、肉体・ダブル・幽体・霊体という構成になっています。ダブルというのはマイヤースが発案した用語で、肉体と幽体を緻密に結びつけている接着剤のようなものです。ダブルの形は肉体とウリ二つだそうです。

さて、人間は死期が近づいてくると、肉体と幽体をつないでいるシルバーコードというものがだんだん衰えていきます。このシルバーコードは頭のてっぺんとおへその辺りにそれぞれ(計二本ですね)太いものがあって肉体と繋がっています。その他にも毛細血管のように全身に張り巡らされている極めて細い無数のシルバーコードもあります。

いよいよ死ぬという時には、まず、(人間には見えませんが)肉体から幽体が徐々に分離していき、同時にあらかじめ霊界から送られてきた複数の技術者によって、最初に、毛細血管のごとき極細のシルバーコードを少しずつ切断していきます。これにはかなりの技術が要るようで、本人にショックを与えないために、丁寧に丁寧に少しずつ切断していくそうです。そうしているうちに幽体がだんだんと肉体の上部に浮かび上がり、やがて幽体の分離が完了します。

死を迎えようとしている瞬間の当の本人は無意識状態になりながらも、耳元で「キーンキーン、ガガガガ」という耳障りな騒音を聞いています。これは幽体が肉体からはがれる時に出る音で、本人にしか聞こえません。

そして極細のシルバーコードを全て切断し終えたら、最後に頭とおへその所にある二本のシルバーコードを少しずつ細くしていき、最後には二本とも完全に切断します。この瞬間、人間は正式に死を迎えます。

ちなみにこのケースは理想的なケースですが、事故や心臓発作などで急死した場合は、無理矢理全てのシルバーコードがいきなり切断されるので、死んだ本人の幽体へのショックが大きく、そのために本人が死の自覚をするまでに時間がかかり、時には本人がいつまでも死の自覚をできないでいると数年間もの年月がかかってしまいます。そういう場合は、本人に死の自覚をさせるための説得役・世話役のような担当の霊も居るらしいです。

また、死の瞬間の苦しみについてですけど、その人が人間界の物質的な快楽(肉体的な快楽や物やお金のことなど)に強い執着を持っていると、肉体と幽体の結びつきの強さは最大になって、幽体の分離がうまく進まずに肉体から離れきっていない状態が長く続き、この間魂は苦しみます。

そういう人が死の瞬間に肉体の痙攣(けいれん)を起こす理由は、霊界の技術者がシルバーコードを切ろうとする時に肉体がそれに対して抵抗するからです。人間界への執着が強いほど痙攣も激しくなり、幽体が必死になって肉体にしがみつきます。そしてこの状態は、ひどい時には数週間から数ヶ月もかかることがあるそうで、やはりその間魂は苦しみます。

死の瞬間の苦しみを最小限に抑えるためには人間界への執着を極力捨てることが大事で、また、死んでもなお人間界をさまよい続ける自縛霊や浮遊霊にならないためには、生きているうちに霊界の知識を身に付けておくことが大事なんですね。

いずれにしても、人間はシルバーコードが全て切れた瞬間が「死」です。


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