どのメーカーなのか
宗次郎のことを初めて知った人の中には、宗次郎がどのメーカーのオカリナを使ってるのか? ということに興味が湧く人もいるんじゃないかと思います。
答えから言うと、どのメーカーでもありません。
宗次郎は、自分でオカリナを作って、それを吹いて曲を作っているんですよ。
宗次郎のこだわり
宗次郎がオカリナを作る時には、まず土を探すことから始めるらしいです。各地を探し回って気に入った(つまり良い音が出ると思った)土を持ち帰り、それを加工してオカリナを作るらしいです。本当に、一番最初の材質選びの段階から苦労を共に行動するらしいです。
それで、オカリナを作っている途中の段階で音を鳴らしてみてチューニングし直したりして、最終的に焼いて仕上げるワケです。ところが、仕上げてみてもその中で自分が納得のいくオカリナはほとんど無くて、納得のいったものは100個焼いた内の2〜3個ほどしかないらしいです。音色とかピッチとか音量とか、いろいろな点でなかなか納得がいかないらしいです。それほどまでに、オカリナ作りに徹底的にこだわっているんですね。
売っているのかどうか
宗次郎のオカリナは一般の人たちに販売しているのか、についてですけど、販売はしていないようです。オカリナのコレクターみたいな人が居たら欲しくてたまらないでしょうけど、まぁ、あの独特な音をCDやコンサートで堪能するだけにしましょう。
ウインドウェイの独特な構造
実際に見たワケじゃなくて、CDのジャケットなどの写真から推測したことなんですけど、宗次郎のオカリナは、ウインドウェイ部分がかなり広くて丸いようですね。よく売られているオカリナのウインドウェイは入り口が楕円形で出口が長方形なものが多いですけど、宗次郎のオカリナのウインドウェイは、入り口も出口もまん丸で広いようです。
当然その分息をかなり消費する筈ですけど、同時に音量も大きくなるし、ビブラートやタンギングをかければ相当表現力やアクセントが強くなるので、あの独特な音が生まれるのではないかと思います。もちろん宗次郎のテクニックやセンスあってのものですけど。
あの広くて丸いウインドウェイは、宗次郎の吹き方に合った構造なんじゃないかな、と。中の水分の除去作用も考えて作ったハズです。
ウインドウェイひとつを見ても、宗次郎がいかにオカリナ作りに精通しているかが解ります。