4本目に買ったモダンフルートです。
管体もキーメカニズムも全てプラスチック製(ただし強度が要求されるキーのシャフトや一部のレバーやブリッジは金属製)のモダンフルートで、メーカーによれば高分子複合素材樹脂という特殊なプラスチックで出来た、GUO(ゴウ) ニューボイスフルート in Cの白(Snow White)です。所有しているフルートの中では、これが最高のお気に入りです。
以前から持っている金属製のフルートYAMAHA YFL-211S2に比べたら、2/3くらいの重さにしか感じません。とにかく軽くて、たぶん丈夫。
私がドルチェ楽器さんに注文した時、白はちょうど在庫切れだったらしく、一ヶ月くらい待って、やっと入手できました。これでーす。
GUO New Voice Flute in C Snow White
手下げにもなるしショルダーにもなるケースカバー
笛ケースが入る部分はもちろんチャック開閉式ですけど、サイドにもチャックのポケットが付いていて、
このサイドポケットにお手入れ用具を入れられるようになっています。笛ケース内部には隙間がなくて入れられないので。
ケースカバーの内側はモフモフ素材で、いい手触り。高級感ありますね〜。
強固なアルミケースで笛をしっかり守ってくれます。両サイドはアルミではなく分厚いプラスチックの板が貼られています。
笛ケースのロック部分に彫られている、G.M.I.C.の刻印。
ケース内部は分厚いプラスチックの枠に、やや固めのフェルトのクッションが貼られていて、笛がガタつかないようにしっかり固定されています。試しにケースを閉じて振ってみてもほんとに全くカタカタ音がしません。ずいぶん守りがしっかりしています。
左から、標準仕様のH(B)足部管、管体、頭部管。H足部管は長くてカッコイイ〜〜〜
写真からはわかりにくいですけど、頭部管の反射板のキャップ部分はコーン状にくぼんでいます。
台湾製です。GUO(ゴウ)は台湾のメーカーです。
G
01655 ってのはロット番号でしょうかね? だとしたら私のが1655本目ってことかな?
このニューボイスフルートが一番最近買ったフルートなんですけど、最高にお気に入りのこのフルートが手に入ったので、たぶんもうモダンフルートは欲しいのがなくなっちゃったような気がします。同じGUOのグラナディッティには全然興味ないし、YAMAHAとかの木製の100万以上するフルートも考えてたこともあったけど、ズボラな私はきっと水分除去管理不十分で割っちゃうかもしれないので木製は怖いし、何よりプラスチックフルートのメンテナンスフリーで手軽に扱えて軽いところが大好きなので、今後もたぶんこのスノーン(GUO New Voice Flute in C Snow Whiteに自分で付けた愛称)を筆頭に、プラスチックフルートを主に使うと思います。
このニューボイスフルートを吹いてみて思ったことは、ドルチェ楽器さんのおっしゃっていたとおり、慣れないうちは最低音のB、C、C♯が非常に出しにくいこと。これはディクソンSVの最低音の出し方と同じで、コツさえ掴めば大丈夫なので私の腕の問題に過ぎないということで、ただ単に今後練習がんばればオッケーだからいいとして・・・
金属製のフルートやNuvoフルートに比べたら、全体的にかなり少な目の息量で吹けること。普通のフルートと同じ吹き方をすると音が裏返って「キーン」というフリーキートーンが混じるので、必然的に少ない息で吹かざるを得ないこと。
いや本当に上手い人が吹けばたくさんの息量でデカい音を出せるんでしょうけど私にはまだそれは無理wwwなので全体的に少な目の息量で吹いてます。
っていうか、むしろ少な目の息量で吹ける点でディクソンSVの特性と同じなので、ニューボイスフルートのこの特性は自分に合っていて、すごく気に入ってます。ディクソンSVと同じく音が静かなので演奏中の自分の音のピッチを聴き取りやすいことも好きです。
音色は、あくまで個人的な感想ですけど、木のフルートに近いような温かくて控えめの音色ってかんじに思いました。これも好きだわー。
でも金属製のYAMAHA YFL-211S2も、管理に気を使うとはいえ金属製独特の、あの音色も好きで時々吹いてますよ。
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これより以下は余談です。
いつかお金がたくさん溜まったら同じGUOのニューボイス・バスフルートも欲しいかなーーーなんて思ってますけど、めっちゃ高いからどうしようかな。
超廉価版とはいえ完成度がかなり高い、コストパフォーマンスがめっちゃいいNuvoが安いバスフルート作ってくれたら、Nuvoだけでバスフルートは満足しちゃうから、ここはNuvoのメーカー(正式な企業名は知らないけど検索したら「ヌーボ社」って書いてあった)に頑張ってほしいところ。