◇「ムカムカパラダイス」について(その2)◇


「ムカムカパラダイス」を以下「ムカパラ」と略しますけど、製作者の話によれば、「ムカパラ」は、「人間が作り上げたお金で成り立っている現代社会から抜け出して、素の人間の状態に戻る」ことを強くイメージした作品らしいんです。

そう考えると、マリーベルの花魔法界が霊界ソックリであったように、ムカパラの恐竜島の世界も、幽界(夢幻界・サマーランド・ブルーアイランド)そのものというかんじですね。これはFさんからご意見をいただいて、「なるほど、そうか! そう言われれば幽界にソックリかも」と納得した次第でした。だって、地上の風景や家屋をそのまま残しながらも恐竜島という、とんでもなく原始的な世界に行っちゃうんですから。

そしてその恐竜島で、お金や物質には変えられない大切なもの(真心、自然の恵みに感謝する心)を学んでいき、素の人間の心に戻っていく登場人物たち、まさに死後の世界をイメージしていると思います。

そして、ムカムカのぴかポコハンマーや初葉のまごころペンダントは、本人にしか使えない、真心からのお願いじゃないと叶えてくれない、というところが、とっても素晴らしいと思います。

正直言って、ムカパラを見始めた当初は、「なんだかドタバタしていて落ち着かないアニメだなぁ」としか思わなかった(そりゃ基本ドタバタコメディですから)んですけど、恐竜島が幽界を意識していることや、ぴかポコハンマーやまごころペンダントの存在意義を知ってからは、それまでのムカパラを見る目が180度変わりました

そうなんですよ、「こんなに素晴らしい意味が込められた作品だったんだ!」とわかってからは、もう、マリーベルの次くらいに好きになっちゃったかも、っていうくらいにお気に入りになりました。

余談ですけど、ムカパラの舞台である「高ヶ谷商店街」って、実は渋谷の幡ヶ谷をイメージしているんじゃないかと思うんです。「高ヶ谷」と「幡ヶ谷」、字面も似ていますし、駅前は高層ビルやデパートやマンションが立ち並んでいるけれど、ちょっと離れれば昔のまんまのレトロな商店街があるって部分が、幡ヶ谷をイメージしているのかもしれない、と思いました。

Fさん、本当にいろいろな素晴らしい少女向けアニメを教えていただいて、ありがとうございます。大感謝です!

 

そしてそして、Fさんが、なんとまた、「サイトに載せちゃっていいですよ〜」と画像を送ってくださいました。

「ステーショナリーセット、本2冊、本2冊の裏表紙、大百科の方の裏表紙アップ、ムカパラウォッチとにぎやか友だちセット、占い全百科の中に描いてあるまごころペンダントアップ」とのことです。

いや〜〜〜嬉しい! 心温まるグッズたちですね〜本当に。これでこのページも賑やかになりました。Fさん、またまたありがとうございました〜! 感謝してもしきれません。

 

そして、アニメージュ1994年9月号より抜粋すると、

「任務了解。
 いよいよ高ヶ谷商店街に戻る日がやってきました。
 初葉たちが恐竜世界から元の世界に戻るということは、
 初葉たち人間がひとつの使命を果たしたからであり、
 従ってこの世界の物語もその役割を終えることになりました。
 (うー、残念!!)。
 あの得体の知れない鶴と亀に教えられた
 「初葉たちが恐竜世界で果たすべき使命」について
 みんな一生懸命考えました。
 結構深い物があるんだな、コレが。
 つまりですね、常識という衣を着た人間たちが、
 一枚一枚それを脱ぎ捨て、恐竜家族と同じ無垢な状態を取り戻す。
 これこそが初葉たち人間に課せられた使命だったのです。
 偉大なるマイペース恐竜ムカムカは、その媒介役を果たしたのです。」

とのことらしいです。最終回に向けての制作側のコメントだったらしいです。素晴らしいです本当に。まるで人間が死んで霊界に帰って、欲望も何もかも昇華して、生まれる前の素の状態に戻るのと同じではありませんか。製作者さんたちは、そこまでちゃんと考えてムカパラを作ったんですね。非常に奥が深いアニメです。

昔からの言葉で「自然に帰れ」ってありますけど、ムカパラ風に言うならば、「恐竜家族のように自然にまかせて、地上でのムダな欲やプライドを捨てて、まごころペンダントを使えるくらいの優しい心で生きなさい」って意味なんだと思います。これもFさんからいただいたアドバイスです。

その3に続きます)


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