◇実録になるであろう霊界での仕事を随筆にしてみた◇


(創作の随筆です。私が死んで霊界に行ってから、実際に霊界で人助けの仕事をする場合、たぶんこうなるだろうなという予想を元に書いています。随筆なので、とりとめのない展開になっています)


ここは霊界。いわゆる死後の世界。あの世。

私めあは、地上での寿命を終えて死んで、この霊界に来てから、生前から切望していた5歳の女の子の姿になり、森の中にぽつんと一軒だけ建っている小さな家に住み、ティンホイッスルやフルートやピアノなどの楽器の演奏と鑑賞を日々の生きがいにしながら穏やかに暮らしていた。死後おおよそ100年間くらいはそうやって暮らしていた。

しかし、あまりにも平和すぎる日々に逆にウンザリしてきて、何か刺激のある生活をしてみたいと思うようになっていた。

何か刺激のある生活、そして魂の向上にも繋がる仕事はないかな、と考え事をしながら、森の中をあてもなく散歩していた。そんな時、シューちゃん(守護霊さん)が、散歩している私の前にフッと現れた。

 

 

シューちゃん「どうじゃ?めあ、自分なりの霊界での仕事は思いついたかの?

私「シューちゃんおひさー。元気だった? 相変わらず私の心の中は全部お見通しなんだね。えっとねー、いろいろ考えたんだけど、地上生活でイジメを受けていて、その状態のまま寿命が来て無念の思いのまま死んじゃって、その無念の思いが強烈な恨みの念に変わっちゃってその念が膨らんで怨霊になっちゃって、そのために地獄のような低い界層にしか住めなくて、上の世界に上がれないで、この霊界に来てからも悪霊からのイジメを受けて苦しんでいる人、そんな人の霊を慰めたいの。慰めて、この姿で癒してあげたいって思うようになった」

シューちゃん「ほほう、それはそれは。しかし、なぜそう思うようになったんじゃ?

私「当然知ってるだろうけど、私生前は容姿のことでさんざんバカにされて、そういう心無い人間たちに辟易しながら生きていたから、同じ理由でイジメられている人の苦しみが手に取るようにわかるんだ。地上では世界中で、そうやってイジメられてる人は多いし、この霊界でだってきっと多いと思うんだ。そうでしょ?」

シューちゃん「さよう。下の界層に行けば行くほどイジメや争いごとが多くなる。悲しいことじゃがな

私「だからせめて、『イジメられてひねくれて怨霊と化してしまったけど、優しい心を取り戻して怨霊の状態から開放されて霊界の上の界層に行きたい』と思っている人、そういう人だけでも、私がその手助けをしてあげたい。と言っても私だってまだまだぜーんぜん下の界層の住人なんだけどさ。地上では、あのひどい境遇の人生でもなんとか優しい心を忘れないでいられたけど、一つ間違えたら私だって取り返しが付かないくらいひねくれて怨霊になってたかもしれないし。だからほんとに他人事じゃないんだよね。人のことは言えないから、そういう人に親近感を感じるの。だから尚更救い出してあげたい」

シューちゃん「人を救いたいと思うだけでも充分良い動機じゃが、それを実践したいと申すか? 霊界での人助けは大変じゃぞ。かなり強靭な精神力が要る。まぁお前さんなら精神的にかなり打たれ強いから見込みはあるが・・・

私「やってみたい。もしギリギリの限界まで頑張っても辛すぎて途中でくじけそうになったら、シューちゃん助けに来てくれる?」

シューちゃん「もちろんじゃ。ワシはお前の守護霊じゃからな。本当に危ない時は最後の最後に助けるさ

私「サンキュ。でさー、人助けの仕事の最中もさー、始終この姿のままでずーーーっと行動したいんだけどーーー」
 

シューちゃん「よっぽどその5歳幼女の姿が気に入っているようじゃな

私「うん。私の姿はこれ以外にはない、ってくらいに気に入ってる。霊界は精神力だけが物を言う世界だから、どんな姿でいようと関係ないよね?」

シューちゃん「まぁそうじゃな。幼女がかめはめ波で強力な精神的波動砲を発射して巨大なマッチョマンを一撃で倒しても全く不思議ではないのが、この霊界じゃからな

私「私のレベルでもわかりやすいように噛み砕いて説明してくれるシューちゃん、頭いい、優しい」

シューちゃん「ただ、一つだけ心配な点があるのじゃが・・・

私「なぁに?」

シューちゃん「お前さんの悪いクセで、仮に男を助けたとして、その幼女の姿のままで相手にお礼のキスを求めるようなマネをするのではないかと・・・そしてその幼女の姿のままで押し倒してもらってそのまま最後まで・・・

私「シューちゃん!! なに超ヤバイこと言ってんの!? この姿でそんなことをするなんて、どう見てもアウトでしょ! 私がそんな危険な嗜好を持ってるとでも思ってるんですか!? ご自分が何を口走ってるのかわかってるんですか? 想像するだけで恐ろしい! なんという下品な勘ぐり! それが高級霊たる守護霊様の言葉ですか!?」

シューちゃん「アホか。お前さんの、煩悩を昇華して幼女の清純な心になりきる能力を試す意味で言っているに決まっておろうが。お前さんの心の底に、大人の女として男性と交わりたいという煩悩が残っているのは事実じゃが、まぁそれは成人女性のごく健全な欲求じゃからまだいいとしても、幼女の姿の時にその悪いクセが出なければいいのじゃがなぁ〜。ワシはそれを心配して言っておるんじゃよ。わからんか?

私「この姿でそんなことするわけないじゃん。ったく、何考えてんのよ! まぁでも好みのシブイおじさまとならキスくらいは・・・あっしまった」

シューちゃん「ほれ本性が出たゾイ。下品なのはお前さんのほうじゃろが。神様、これがめあという煩悩大王霊でございます。こいつにサンダガ100発くらい落としてくださらんですかのう

私「やーーーめーーーてーーー。この姿でいる時は、清純な心になりきってるもん! そんな見苦しい煩悩なんて消えてる・・・いえ消しててみせるもん!!」

シューちゃん「幼女の姿になっておるのに、たった今うっかり煩悩が出たではないか。守護霊のワシだからよかったが、一般の人に対して煩悩を強く否定することは、かえって疑われることになるから気をつけるようにな。まぁ今後は頑張るとはいえ大丈夫かの〜? 何せお前さんのことじゃからのう〜。欲望も煩悩も人一倍じゃからの〜

私「だから! この姿になってる時は煩悩は消してるって、 め あ ちゃ ん 何 度 も 言っ た で しょ!!」

シューちゃん「一時的に消しておるだけで、どうせ成人女性の姿にでもなったらまたヨットハーバー時代のように男をとっかえひっかえデートするんじゃろ

私「それ二つも前の前世だから!! いわゆる前前世だから! 今はぜんっぜん別人の魂になってるもん!!」

シューちゃん「魂自体は神様に作っていただいた当初から変わらないものじゃよ。ただ修行によってセルフアップデートしていくだけじゃ。お前さんの魂はまだまだバグが多いのう。少しの誘惑に負けてすぐに昔のバージョンに戻ってしまって、マザーテレサの心には遠く及ばぬのう

私「悔しいー! キーーーッ!! はぁ・・・いつもすぐからかって理性を試すんだからぁー・・・」

シューちゃん「まぁからかうのはこれくらいにしておいてじゃな、お前さんが仕事中どれくらい清純な幼女の心を保っていられるかをワシは試したいし、万一にも煩悩が僅かでも出そうになったら即座にワシが察知して、本当に神様にお仕置きしてもらうからの。心しておくように、煩悩大王様☆

私「バカにしてー! もーお! あったまきちゃう! 意地でも清純な心を貫いてみせる!! 見てらっしゃいよ!!(ムカムカムカムカ)」

シューちゃん「お前さんの心の中は全てお見通しじゃ。幼女の姿と心になっている時は絶対に煩悩は出さないように頑張っても、つい大人のいけない妄想が一瞬頭をよぎってしまうことが、たまにある。まぁすぐに気を取り直して幼女の清純な心に戻るからいいものの、それがお前さんの、今の段階ではまだまだ未完成で不安定な幼女の心じゃ。違うかね?

私「・・・・・・・・・・・・(−−;)」

シューちゃん「清純な幼女の心になるための修行がまだまだ必要だと、自分でも思っているのじゃろう?

私「・・・・・・・・・・・・(−−;) 思ってるから今後も頑張ろうとしてるんじゃん。それもどうせわかってんでしょ」

シューちゃん「つまりのう、それだけお前さんの魂は誘惑に弱いということじゃ。修行が失敗に終わらないように自分に厳しくあらねばならぬぞ! この霊界は精神世界。精神世界においては常に自分との戦いじゃ。全力で自分と戦え! 精一杯応援するゾイ

私「・・・もういい。言いたいことは、よくわかった。わかったからもう消えて・・・ いい加減うざい・・・」

シューちゃん「ワシがお前の守護霊だということを忘れぬようにな。愛してるゾイ

私「うるさーーーい! もーお、そういう言葉やめてよー///こっちが恥ずかしくなるじゃーん・・・///」

 

 

・・・そしてシューちゃんは姿を消し、私はまた散歩を続ける。

 

シューちゃんってば、いっつもああやって私の欠点をからかうんだからぁ・・・ そりゃぁ私だって煩悩なんて完全に消しちゃいたいよ。せめてこの姿でいる時だけでもそんなことは考えたくもない・・・
ああ、いやだいやだいやだー。ごくたまにとはいえ、なんであんな下品なことを一瞬思っちゃうんだろう・・・ほんっとうに頑張らなきゃ。今のこの心、とっても幸せじゃん。できればずっとこの心のままでいたいよー・・・がんばれ私。

 

・・・・・・

(てく、てく、てく、てく・・・)

こんにちはお花さん、綺麗ね。今日もご機嫌ね。

リスさん、笛吹いてあげようか? ティンホイッスルがいーい? フルートがいーい? んーん、小鳥さんには敵わないよ。

 

(てく、てく、てく、てく・・・)

 

この霊界に来てまでも容姿のことでイジメられてる人、どこに居るんだろう? 生前の私と同じ苦しみをここに来てまでもまだ味わってる人、どこにいるんだろう? 助けたい・・・!

 

 

・・・と思いつめていたら、昼間なのに、なんか目の前に昼なお暗いうっそうとした洞窟のようなものが見えてきた。たぶん私が「怨霊さんを見つけたい」と思ったから、怨霊さんが住んでいる洞窟への入り口が出現したんだろうな。

洞窟に入ってみよう。

わ、暗いな・・・真っ暗だ。でも霊の目があるから道は見える。どんどん進んでみよう。

奥に誰か、いる。・・・男の人だ。恨みの感情で表情は歪んでるけど、20台半ばくらいの男の人。これが怨霊さん・・・?

 

 

私「こーんにーちわー」

怨霊さん「わっ!! ・・・あー驚いた! 誰だ君は!? なぜここに入ってきた!?

私「私、めあっていうの。あなたの生前のお名前は?」

怨霊さん「そんなことより、なぜここに入ってきたんだ? 君のような小さい女の子が何の用だ?

私「あなたに会いに来たの。あなた、私によく似てるから、すぐにわかった。あなたがなぜこんな暗くて狭い洞窟に閉じこもってるか、その理由は全部あなたの生前と関係があるんでしょ?」

怨霊さん「俺と君が似てる・・・だと? どういう意味だ?

私「私も生前は容姿のことで散々バカにされて悩んで追い込まれて、そのせいで人間不信になって社会に溶け込めなくて、時には自殺を考えることさえあったんだよ? あなた、私と同じだね」

怨霊さん「見たところ、ずいぶん可愛らしい幼稚園児じゃないか。バカにされるような容姿にはとても見えないぜ。一発でバレるウソをつくな! どうせ可愛すぎて周りから嫉妬されてイジメられてたんだろ。はっ!! 贅沢な悩みだよな。それに幼稚園児はまだ社会になんて溶け込めなくていいんだよ。
それにしても、なぜ俺の生前からの悩みを知ってるんだ? 俺の心が読めるのか?」

私「んーん。読めない。ただの直感というか、私の守護霊さんが、あなたのような人に会えるように導いてくれたっぽい」

怨霊さん「・・・なぁ、頼むから俺から目をそらして、あっちを向きながら話してくれないか? 姿を見られたくないんだ

私「やだ。見つめていたい。あなたが怨霊になっていなかったら、つまり恨みとか憎しみの念をたくさん持っていなかったら、もっと心に余裕ができて変身能力もアップするはずだから、生前の姿とは別の姿になれるんだろうけど・・・それは残念だよね」

怨霊さん「小さい女の子なんかにゃ興味は無いからどう思われてもいい。だから自分から言うが、見てのとおり、俺は生前も今も、誰もが認める不細工男だ。キモメン、ブサメンってやつだ。お前なんかに俺の悩みがわかるワケねーだろ!
生前はそれで本当に散々苦しめられて、自殺こそしなかったが、心労がたたって、25歳の時、まぁつまりこの姿の年頃で、精神的過労で死んだ。こんな話など面白くないだろう

私「聞きたい。続けて」
 

怨霊さん「・・・・・・。俺は死んで、肉体を抜け出して自分の葬式を上空から見下ろしていたが、親父やおふくろはただ泣いていた。病気とはいえ若くして死んだことが、両親に対してだけは申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
でも少なくとも地上の、俺をイジメていたヤツらからは開放されてせいせいしているがな。ははっ、ざまーみろ!
だから俺は人間が大嫌いなんだよ。もちろん貴様のような容姿のいいヤツも大嫌いだ。容姿のいいヤツには俺の悩みなんて絶対にわからないからな。
きっと貴様には仲間がいて、仲間は洞窟の外で待っていて、それで最後にはみんなで俺を笑いものにしようって魂胆なんだろ

私「違うよ! なに言ってんの? 私はいつも森の奥で一人で暮らしてるから仲間なんていないし、本当に一人っきりで考えて行動して、ここまで来たんだからね。
女  子  園  児  を  ナ  メ  な  い  で」

怨霊さん「お、おい、にじり寄ってくるな・・・! 近づくな! あっち行けよテメーぶん殴るぞ!

私「・・・手」

怨霊さん「はあ?

私「手ぇ出して。怖がらないで。変なことなんて企んでないから」

怨霊さん「・・・まぁ手くらいならいいけど。ほらよ

(怨霊さんが無造作に右手を出したので、それを両手で包み込むように、ぎゅ〜〜〜っと握る)
私「・・・・・・・・・・・・」

怨霊さん「何やってんだ・・・?

私「全部話してくれて、ありがとう。嬉しい・・・嬉しい・・・ありがとう・・・」

怨霊さん「え?・・・えーーーと・・・困ったなオイ・・・

私「大好きだよ・・・」

怨霊さん「どーなってんの? 頭大丈夫か?この子

 

 

(しばらく二人とも無言の状態が続く)

 

 

怨霊さん「なぁ、さっき言ってた、自殺を考えたことがあるっていうの、幼稚園児でも自殺を考えることなんてあるのか?

私「普通ないよねー」

怨霊さん「って君、他人事みたいな言い方するなよ。自分のことだろ

私「生前はひどいイジメを受けてたけど、それでもなんとか優しい心を保っていられた。でも私だって、一歩間違えたら、あなたみたいに死の間際まで恨みや憎しみの思いが消えなくて、死んでからその思いがもっと強くなっちゃって、あなたみたいな怨霊になっちゃってた可能性だってすっごくあったんだよ? だからね、私も全然人のことは言えないの。
それに私だってあなたと同じ25歳の頃はそういう怨霊みたいな気持ちでいっぱいだったから、あなたは昔の私そのものだから、あなたの苦しみが手に取るようにわかるの。
生前、地上で散々つらい目にあったのに、死んでからもなお同じ苦しみなんて味わってほしくない。苦しむのは地上生活だけで充分なのよ。あなたは霊界に来た以上、幸せになるべきだし、その権利もあるんだよ?」

怨霊さん「君、本当はいくつなんだ?

私「5歳よ。霊界に来てからはずっと5歳のまま」

怨霊さん「からかうなよ。精神年齢というか生前はもっと大人だったんだろ。じゃなきゃそんな言い回しができるわけがない。俺よりも年上ってことは30だか40だかわからんが、とにかく精神はかなりの大人で、それで霊界に来てから姿だけ幼稚園児の姿になっている、それだけなんだろ?

私「私の発言を見る限り、どう考えてもそのとーりでございまーす。えへへ」

怨霊さん「それ聞いて安心した。何者かと思って不気味だったからさ

私「怖がらせちゃって、ごめんね。この姿がめっちゃ気に入っててさー。もうこれ以外ないってくらい最高に幸せな姿だよ? いいでしょー。あなたもできれば変身能力を会得したいでしょー。
でもね、この姿でいる時は、基本的に女子園児の心になりきっちゃってるから、そのつもりでいてね」

怨霊さん「生前も女だったのか?

私「んーん、おっさんだった。あなたよりもずっと年とって、誰が見てもおっさんになった時に死んだの」

怨霊さん「おいおい、おっさんってマジかよ。じゃぁあれか? ネットで時々見かけた『デュフフwwwこれで幼女になってあんなことやこんなことをコポォwww』ってタイプのロリオタだったのかよ

私「違いますーぅ・・・」

怨霊さん「じゃぁ何だっていうんだよ? それ以外の動機なんて普通ねーだろ! この変態ロリコンオヤジが!

私「・・・・・・ちょっと待ってね。今パソコン出現させるから。擬似的にでも、霊界からネットはできるんだよ? しかも今はもう管理人つまり私が死んじゃって閉鎖されたサイトだって運営当時の状態で見れちゃうの。霊界って過去にいくらでも遡れるから便利だよね。にぇ〜〜〜え?」

怨霊さん「サイト運営してたのか? うわ、本当にパソコンが現れた。霊界に来てもパソコンでネットができるとは思わなかったよ。上の世界の住人はこんなに簡単に物を出現させることもできるのか」

私「上って言っても、あなたよりほんのちょっとだけ上の界層に住んでるだけだよー。私だってまだまだ未熟者だよ。あなた、生前はブラウザは何が好きだったの?」

怨霊さん「FireFox

私「私も愛用してた。んじゃーFireFoxでグーグル出して、さぁググってごらんなさい」

怨霊さん「何をだよ

私「検索キーワードは『めあ20歳』。今の地上ではもう存在しないサイトだけど、さっきも言ったように、私が運営してた当時の状態で見れるから。
サイトを見れば、私が変態ロリコンオヤジじゃない、ってことがわかるよ」

怨霊さん「めあ・・・20歳・・・と。・・・お、おお? なんだこのサイトは・・・・・・どういうコンセプトのサイトなんだ? おい、これ本当にお前が運営してたサイトか?

私「正真正銘、管理人は私で〜す。えっへへへ」

怨霊さん「GIDとか幼女化願望とか、すぐには理解できそうにないしコンテンツも多すぎるな。だが霊界研究はけっこう鋭いことを言ってるような気がする。楽器のコンテンツには興味ねーし全部読むのかったりーから、かいつまんで説明してくれねーか?

私「楽器のコンテンツは読まなくていいからさ、それ以外は隅から隅まで読みなさいよ。どうせヒマなんでしょ? 霊界じゃ自由に遊べる時間は無限にあるんだからさ、ヒマつぶしだと思って読みなよ。何か食べながら気楽〜にね。塩せんべいでも食べる?」

怨霊さん「座敷わらしかよ。というか見た目はお前のほうが座敷わらしだろーが。
えーと、コーラと、スタバのコーヒー出せるか? あとハンバーグステーキとカツ丼と吉野家の牛丼とシーザースサラダとウーロン茶とポテチとシャトレーゼのケーキも欲しいんだが

私「お安いご用でございますー。はい、ど〜じょ(全部出した)」

怨霊さん「わりーな。ここに来てから100年以上経つが、ずっと何も飲み食いしてねーんだ。何せまだ自分じゃ何も出現させられなくてな。
う、、、うっめ〜〜〜〜〜〜〜!! うまいうまい! こんなうまいもん食ったの本当に久しぶりだ

私「よかった〜〜〜、ほんっとうによかった。いくらでもおかわりあるからね! まかせて! そーだよね、まずは腹ごしらえだよね」

怨霊さん「ふう、あーうまかった。さて、おやつ食いながらゆっくり見るか、お前のサイトを

私「全部読むのにどれだけ時間かかってもいいからね。疲れたら合間に気分転換にYouTubeでもニコニコ動画でもなんでも見ればいいよ。他にも見たいサイトがあったら何でもモニターに出してあげる。私はいつまでも待ってるから」

怨霊さん「・・・なぁ、お前・・・ いや今は幼稚園児の心になってるとか言ってたから、君、なんでここまで俺に親切にしてくれるんだ?

私「さっきも言ったでしょ。何度も言わせないで。いいから今は飲み食いとネット遊びを存分に楽しんでよ。ね?」
 

怨霊さん「・・・・・・すまん・・・・・・恩に着るよ・・・・・・

 

 

(休憩をたびたび挟みながら数時間かけて、怨霊さんは一通りサイトを読んでくれた)

 

 

怨霊さん「ずいぶん変わったヤツだなお前・・・いや君・・・

私「よく言われますwww」

怨霊さん「このサイト、地上時代は珍しがられて、けっこう評判だったんじゃないか?

私「わかんない。評判かどうかは閲覧者さんたちが決めることだし」

怨霊さん「読んで納得したが、心は女なんだな

私「うん」

怨霊さん「君の気持ちは、ロリオタデュフフ系の幼女化願望とは全然違うようだな。彼らはエッチをすることが目的で幼女になりたいっていう動機の連中が多いからな

私「まぁね、そういう意味に結びつける人は多いけど・・・でもそれは世間の風潮的に、ある程度は仕方ないと思うし、責める気も非難する気も私は全然ないよ。絵とかアニメは日本が世界に誇れる文化だし」

怨霊さん「でも君は、生身のリアル3次元幼女の姿と、本物の幼稚園児の心になることを目指していた、と。
そこからして根本的に違うっぽいな。それで実現したのが今目の前にいる君ってわけか

私「そういうこと。まだまだ清い心にはなり切れてないから今も心の修行中だけど、前前世で女をやってた時の幼少時代の清かった心に戻りたい、っていう意味での『幼女化願望』だからね

怨霊さん「実にわかりやすい表現だな。そういう言い方をすれば余計な誤解も招かないだろうな

私「そだね。これからそういう言い方しよっかなー」

怨霊さん「・・・あのさ、その前前世のビッチの部分を読んだんだが、まさか君、俺に近づいてきたのはそういう目的で・・・

私「違う違うwww それとこれとは全く別物だから。
守護霊さんは未だに私のことを煩悩の申し子みたいに言うけど、それはー、前前世のヨットハーバー時代の悪いクセが出ないように強く注意を喚起したいから、あえてビッチだった前前世を大げさに取り上げてからかって、私の理性に訴えかけて、お上品な振る舞いができるように成長させようとしてくれてるの」

怨霊さん「本当かよ? 怪しいなぁ・・・

 

「本当じゃよ。彼女を信じてやっておくれ」

 

怨霊さん「うわ!! なんだ今のジーサンの声は?

私「シューちゃんだぁ〜。私の守護霊様よ。シューちゃんありがとね〜。だーいすき」

怨霊さん「このジジコン幼女が

私「でもさー、私のこと少しは理解できた?」

怨霊さん「GIDの感覚まではわからないが、芸能人にもGIDの人がちらほら居たから、まぁ論理的には一つのパーソナリティとして理解しているつもりだ

私「ありがと」

怨霊さん「ただ、その幼稚園児の姿と心になりたかったっていう願望が、どうしてもわからん。女なら一番美しかった時代に戻りたいと思うものなんじゃないのか? ハタチ前後とか、もっと若返りたいと思うにしても、せいぜいJKくらいまでとか。なんで君はよりによって幼稚園児なんかになりたかったんだ?

私「大人っぽい欲望の世界を少しでも知ってしまった状態がイヤというか、だからそんな世界をまだ知らない幼稚園児の心に憧れるし、実際今は幼稚園児の心になれて本当に幸せなんだ。大人の欲望にまみれた世界って、その時はハマっちゃうこともあったけどさ、その楽しみは刹那的で恒久性が無くてね、だんだんつまんなくなって飽きちゃったんだよね。今ココ」

怨霊さん「じゃぁ成人女性の姿になって、心だけ幼稚園児の心になっていればいいだろ? それだって可能だろ?

私「幼稚園児の心しか持ってない成人女性って、サマにならないじゃん。ハタから見たらただのアホだよそれって。それじゃ私がイヤだもん。だから姿もこの姿でいるの」

怨霊さん「そんなもんかねーーー。俺にはサッパリわからん。大人のほうが社会的にも経済的にも趣味的にも恋愛的にも、ずっと行動範囲が広いから面白いと思うがな

私「そう思ったこともあった。でもいろいろ経験するうちに、もう飽きちゃった。
えっとねー、人間は欲望と煩悩を楽しむ生き物だけど、最後に最も憧れるのは、純朴な心なの。人は誰もが、最後には純朴な心に帰ってくるの
これは生前からねー、ある程度悟ってたことだよ」

怨霊さん「歓楽極まって哀愁を知るってヤツか

私「そして生まれたばっかりの純朴だった心に憧れるようになる」

怨霊さん「そんなもんかねー

私「そんなもんなのよー。ね、座って話そう。隣に座っていい?」

怨霊さん「勝手にしろ。ただし念のために体育座りをして両手でしっかり自分のヒザを抱えて座れ。手はその状態から動かすな。つまり変な気を起こして俺に触れたりするんじゃねーぞ

私「うたぐり深いなぁ〜もう〜。ま、いっか。
(ただでさえシューちゃんに見張られてるし、第一そんな変な気なんて起こしたくないもんね)」

 

 

(二人並んで同じ方向を向いて座り、洞窟の薄暗い壁をぼんやり見ながら、しばらく沈黙の時間が過ぎてゆく)

 

 

怨霊さん「それにしても霊界研究のコンテンツはずいぶん充実しているな。俺もまだこんな低い界層の住人だからお前の研究結果が本当かどうかは疑わしいが、まぁ参考にはなる

私「あくまでも研究に基づいた推測も入っちゃってるから信じなくていいけどさ、それより、あなた生前の名前は、なんていうの?」

怨霊さん「別に教えてもしょーがねーだろ

私「だって『怨霊さん』なんて呼び方じゃぁあなたがあまりにもかわいそうだよ・・・ 私はあなたを怨霊の状態から救い出すために来たんだから、怨霊さんなんて呼びたくないの。だからお願い、生前のお名前教えて」

怨霊さん「君には負けたよ・・・・・・ わ かっ た・・・ 生前の名は青井天空。『天空』と書いてソラと読む。親が『青い空のように伸び伸びと生きられるように』と願いを込めて名づけたんだ

私「素敵!! とっても素敵じゃないの。綺麗な名前。ソラくんかぁ・・・」

ソラくん「モロにキラキラネームだけどよ、親の願いは俺には嬉しかったな。名前と不釣り合いな容姿だからって理由でもイジメられていたが、俺はこの名前を付けてくれた親に感謝してる

私「ソラくん、とっても優しい人・・・。 キラキラネームを付けられた子は大抵親を恨むものらしいけど、あなたはそうじゃなかった。ソラくんは本当に親思いの子だったんだね」

ソラくん「俺は一人息子で大事に大事に育てられたが、早死にしちまって申し訳ない気持ちでいっぱいなんだ。両親は大事な一人息子を失っちまったんだからな。
だから尚更、俺を精神的過労死に追い込んだヤツらが憎くて憎くてたまんねーんだよ。あのヤローどもも既に霊界に来ているが、必ず仕返ししてやる! 地獄を味わわせてやる!

私「待って。そんなことをしても何の解決にもならないどころか、ますますあなたの心がその悪感情で歪んでもっとひどい怨霊になっちゃって、この地獄界からずーーーっと抜け出せなくなっちゃって、地獄界の悪霊からもっとイジメられることになっちゃうよ。私のサイトでも同じこと書いてたでしょ?
私はあなたに上の平和な世界に上がって幸せになってほしいの」

ソラくん「それはそうなんだが、君の気持ちは嬉しいが、アイツらだけは絶対に許せないんだよ。ボコボコに半殺しにしてやってもまだ足りないくらいだ

私「・・・ソラくん! 素直になって!(ぎゅ〜〜〜っと抱きつく)」

ソラくん「ぅおい貴様!! 俺に触れるなって言っただろーが!! なに抱きついてんだ! 離せ!!

私「やだ! 離さない!」

ソラくん「こっの野郎〜〜〜(-_-#) やっぱりそれが目的だったんだな

私「違う! こうせずにはいられなかったのよ。このままじゃひねくれたあなたはますます、この地獄界の悪霊たちからイジメ続けられてしまう。
地獄界の住人は争いごとが大好きで、あなたみたいな人を格好の餌食にして総出で袋叩きにするのが楽しみな人たちばっかりなのよ。ここから脱出するには、ひねくれた恨みの念を消して素直な心になるしか手はないのよ!
お願いだから、わかって! お願い!」

ソラくん「おいおい、泣くなよ・・・・・・ 生前おっさんだったとしても、こんな子供に本気で泣き付かれたら戸惑っちまうじゃねーか・・・

私「私がついてるから、一緒にこの地獄界から這い上がれるように頑張ろうよ。なかなか這い上がれなくて頭にきた時は、私に八つ当たりしてもいいから、ひっぱたいてもいいから。それでソラくんの気が晴れるならそれでいいから」

ソラくん「ひっぱたくなんて、それはちょっと、できないよ・・・

私「私は物理的にも精神的にも何をされても平気だから、本当に大丈夫だから、私はソラくんをイジメてくる悪霊と戦う。私は悪霊なんかへっちゃらだよ。あんな人たちなんて意念のパワーで弾(はじ)き飛ばしてやる! 悪霊の弱点は上の世界の住人の意念パワー攻撃なの。だから絶対に負けない自信がある!」

ソラくん「悪霊の弱点って、それ本当なのか?

私「ほんとだよ。私が守ってみせるから、安心して。ソラくんはとっても優しい人。私は男の味方でも女の味方でもなく、男女問わず、優しい人の味方よ」

ソラくん「めあちゃん・・・

私「・・・・・・初めて、ちゃん付け名前で呼んでくれた・・・ありがとう・・・大好き」

ソラくん「俺は別に君のこと好きじゃねーけどな。ははっ

私「うん、うん、いいのよ・・・いいの・・・」

 

 

(しばらく私は泣いて、私もソラくんもだいぶ落ち着いてきて、またさっきのように同じ方向を向いて二人で座り、静かに話し始める)

 

 

私「あのね? 人間の価値っていうのはね、決して見た目なんかにあるんじゃないの。それは霊界の普遍的真理から見れば、とんでもない思い違いなの。地上の一部の心無い人たちは『ブス』だの『デブ』だの『バカ』だの『醜い』だの言ってイジメるけど、本当に醜いのは、そういう暴言を吐いてくる彼らのほうなんだよ?」

ソラくん「なぜだ? イケメンや美女がもてはやされて優遇されて、男でも女でもブスは冷遇されてるのが地上だろ

私「地上の価値観そのものが霊的真理からとんでもなくかけ離れてるの。彼らは自分自身で自分の首を絞めて、自ら地獄への道を進んでいるの。事実、そういう人たちは一人残らず地獄界に落ちてる。私の守護霊さんが言ってるんだから間違いないよ」

ソラくん「じゃぁ人間の本当の価値は、なんだっていうんだよ?

私「幼児のような純朴で素直で優しい心。たったこれだけ。
あのイエス・キリストだってマザー・テレサだって同じことを言ってたし、ここ霊界でも高級霊たちはみんな口を揃えて同じこと言ってる」

ソラくん「そんな幼児のような心で、たったそれだけで上の界層に上がれるのか? うっそだろー

私「紛れもない事実よ。サイトにも書いてあったでしょ? それにこの霊界の学校でも同じ事を習ったよ私」

ソラくん「まぁちょっとにわかには信じられんが、君を見てるとなんだかそんな気がしてくるから不思議だな・・・ 君の前だと、なんというか、少しだけ素直になれそうな気がするぜ・・・

私「人間の価値は、んーん、もっと深いレベルでの魂としての価値はね、絶対に見た目の姿なんかじゃないの。最初ソラくんを見た瞬間から『あ、この人とっても優しい人だ』って思ったから、私迷わず近づいたんだよ?
あなたはそんなに怖い人じゃない。それだけお父さんやお母さんを思いやれる人に、悪い人は居ないよ」

ソラくん「生前おっさんだったとは思えん発言だな

私「おっさんだったのは肉体だけだよ。当時から心は女だったし、今のこーゆう幼稚園児の心にも、当時からしょっちゅうなってたよ。
人間は誰でも、肉体が滅んで精神だけが残った状態が、その人の本当の姿なんだよ?」

ソラくん「・・・・・・なぁ、ちょっと秘密を暴露してもいいか? これを聞いたらいくら君でも、きっと幻滅すると思うが・・・

私「いいよー。どんなことでも話してみて?」

ソラくん「実は俺、生前にな、イジメてくる連中を殺してやりたいって毎日思いながら暮らしていたんだ

私「それがどうかしたの?」

ソラくん「包丁を懐に隠し持って出かけて、そいつらの家の前までこっそり忍び寄って、イジメてくるヤツが家から出てくるのを見計らって、すかさず刺し殺してやろうとまで思ったことが数知れないんだ

私「うんうん。その気持ちわかるわー」

ソラくん「あのなーお前。頭の中で思い描いていただけとはいえ、俺は精神的には殺人犯なんだぞ。殺人犯と二人っきりでこうして座っていて、怖くないのか?

私「ぜーんぜん。だって実行しなかったんでしょ? それなら誰にだってあることだし、人間の心理として別に珍しくもないじゃん」

ソラくん「お前・・・

私「ここだから言うけどね、イジメられてた人の溜まりに溜まっていたストレスが遂に爆発して半狂乱になっちゃって反撃に出て、イジメてくる人を殺しちゃう事件って、地上では、たまにあったよね?」

ソラくん「たまにだが、あったなぁ

私「私ね、そういう人の心理がわかるから殺人犯のほうに同情しちゃうんだよね。そりゃぁ殺人は絶対にいけないことだよ。
でもね、イジメられたことによってそこまで追い詰められたことを考えると、気の毒で気の毒で、とても殺人犯を責める気になれないどころか、同情しちゃうの。決して根は悪い人じゃない、って思っちゃうの」

ソラくん「お前は刑事コロンボかよwww

私「あ、やっと冗談を言ってくれた〜。

だからね、それはソラくんに対しても同じ気持ちなの。ソラくんがたとえイジメられたことが理由で地上で殺人をしたとしても、私は同じようにあなたに会いに来て救いたいと思ったに違いないよ」

ソラくん「変わった人だね、君って人は・・・

私「よく言われますwww」

ソラくん「正直言って、サイト見ただけの時は、『なんだコイツ? 変なヤツ。聖人君子ヅラした、ただのロリコン&ナルシストじゃねーのか?』って思ったんだが、違ったようだな。君、よく人から誤解を受けやすいタイプだろ

私「うん、そーですね。にぇ〜〜〜え?」

ソラくん「俺も君のことを誤解していたようだ。ごめんな・・・

私「やっだーwww 謝らないでよー。

そんなことよりさ、私のサイトの霊界研究、けっこうイケてると思わない?」

ソラくん「俺はまだ上の世界を知らんから何とも言えんが、霊界での生き方の参考にしてもいいような気がするな。ところでよ、俺がもしこんなブサメンじゃなくて超イケメンだったら、君はどうしてた?

私「ブサメンだろうがイケメンだろうが、そんなことは関係ないよ! 人間の本当の価値はね、心なの。 こ こ ろ だ け な の。いくら世界中の人たちが思わず二度見するような、誰もが振り返るようなイケメンでも美女でも、平気で人を傷つける暴言を吐いたり、イジメを迷わずするような汚い心だったら、私は絶対に願い下げだよ。
たとえ10億円積まれて友達付き合いを頼まれたとしても、その場で公衆の面前で『あんたなんか大っ嫌い。いっちばん嫌いなタイプよ!』って叫んでハデに恥をかかせてやるつもり」

ソラくん「10億円という金額は、どこから出たんだ?

私「単なるたとえだよwww 100億円でも1000億円でも無量大数円でも答えは同じ。絶対にそういう人はイヤ。顔も見たくない。お金の話じゃなくて、どこまでも心の、真心の話だもん」

ソラくん「・・・でもなぁ、君、その気になれば綺麗な言葉は誰でも作れるし、言うだけなら誰でも出来るんだぜ? 君もただ口先だけで美辞麗句を並べ立ててるだけなんじゃねーのか?

私「まーぁ! そこまで疑うのね〜。じゃぁ証拠を見せてあげる。
・・・・・・ソラくん、私とお友達としてお付き合いしてください。お友達として一緒にこれからも遊んでください。私、あなたの幸せのためなら何でもする。この霊界には地上世界にあるものは全て存在するから、遊園地とか映画館とか海とか山とか、ブティックとかレストランとか、とにかくいろんな所に連れてってください。
私はソラくんのことをもっと知りたい。同じ境遇を持つ者としてソラくんに尋常ならぬ親近感を感じるから、お付き合いを深めて、やがては親友にまでなってくれたら嬉しい」

ソラくん「本気かよ・・・ 恋人同士になってイチャイチャしたいって願望はないのか?

私「成り行きで結果的にそうなったらそれでもまぁいいけど、別にそんなことは望んでないよ。ただお友達として楽しく遊びたいの。
そして同時進行で、イジメてきた連中に対するあなたの頑なな恨みや憎しみの気持ちを和らげてあげたい。
そうしたらあなたは優しい心を取り戻して、もっと上の界層に上がれるんだよ?」

ソラくん「うーーーん・・・そこまで言うか・・・・・・・・・・・・どーすっかなー・・・・・・

私「・・・ね、また手ぇ出して」

ソラくん「また握るのか? よせっつってんのに

私「違いますーぅ・・・ 手のひらを上に向けて出して」

ソラくん「こうか?

私「はい(ソラくんの手のひらにポトンと落とす)」

ソラくん「これは・・・ロザリオのペンダント?

私「今日はソラくんの命日だって守護霊さんから聞いてたからさ、命日プレゼントだよ。霊界では命日つまり霊界に帰って来た日が、霊界での誕生日なの。霊界で新しい人生が始まった日って意味でね。
だからこれはソラくんの誕生日プレゼントでもあるの」

ソラくん「おいおい参ったな。誕生日プレゼントなんて親以外からは貰ったことないぞ・・・照れるなぁ

私「んっふふ」

ソラくん「ここまで思ってくれていたとはな。ありがとうよ、めあちゃん

私「どーいたしまして。もうそろそろ森に帰らなきゃ。じゃ、また会おうね〜〜〜。絶対だよ〜。ばいばーーーい」

ソラくん「(変わったヤツだなぁ・・・)

 

 

今度は、いつ会いに行こうかなーっと。ソラくんがまた塞ぎ込んでたら元気付けに行こう。

私は基本的に、こーゆう性格だからね。愛されたいとは思わないけど、愛してもらえなくて寂しがっている人が居たら慰めて元気付けてあげたいの。自分は愛されなくていいからさ、ひたすら誰かを愛したいの。そういうことするのが本当に大好きなの。それがめあちゃんの生き方。

めあ - 2018年1月5日

「人は皆、一人では生きていけないもの」って歌があるけど、勝手に決めてもらっちゃぁ困りますなぁ。
地上では物質的な意味では一人で生きるのは無理だけど、死後、霊界の深い森で常に一人で暮らし、誰にも愛を求めずに、逆に、誰かが寂しがっていたらひたすら慰めに行きたい、
って考えの人間だって居るんだよ?

ソラくんもサイトを読んで私の生き方を理解してくれたようだったし、よかったー。

 

シューちゃん、見てたよね? 変な気を起こさなかっためあちゃんを褒めて褒めて〜。
・・・でもソラくんの隣に座ってた時、できれば彼の肩に頭をもたげて寄り添ってあげたかったなー。そのほうが彼も癒されたと思うんだ。でも初対面でそれは・・・

シューちゃん「馴れ馴れしすぎて、かえって彼は反発していたじゃろうから、やらなくて正解じゃったな

私「ですよねーーーwww」

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

ここで、ふと男の前世(「めあ20歳」を運営していた時の人生)を振り返ってみる。

いろいろ考えたけど、男の前世は何のために生まれて行ったのか、なかなか答えが出なかった。魂の向上のためとかいっても具体的な目的がわからなかった。

でも、ただ一つだけ言える確かなことがある。それは、

地上生活は、もう二度とごめんで、まっぴらだということ。よっぽどシューちゃんみたいな高級霊とか神様からの強い命令で半ば強制的に再生させられる場合を除いては、自分の意思ではまずあんなひどい地上などという場所には下りていかない、ということだ。

私の場合は、たぶんだけど、

ビッチ時代は地上生活が楽園に思えて、死んだあとも地上生活が恋しくてたまらなかったが、それはとんでもない間違いで、いかに地上がひどい惨憺たる場所で、地上では決して安住の地や幸福などを求めてはいけないのだ、ということを自分の身と魂に叩き込ませるために、前回は男として生まれて行ったのだろう。地上に憧れていた自分が間違っていたと悟るための再生だったのだろう。

シューちゃん、どう思う? 出てきてよ。

 

(シューちゃん、目の前に姿を現す)

シューちゃん「そう考えないと、戦争が多発している国や、貧困に喘いでいる国の人々の立場がないよのう。で、前回男として生きてみて、地上はどうじゃった?

私「一言で言って、率直に言って、地獄、監獄そのものだった。肉体という牢獄に閉じ込められた囚人そのものだった。
地上人は霊界のほうに地獄があるとかないとか議論してるけど、彼らの住んでいる地上こそが正に地獄そのものなんだっていうことを、男の人生を生きてみて、いやというほど味わった。
大体ねー、地上人は何かというと「来世に期待」っていうけど、来世ってつまりは地上生活だよね。どうしてみんな本当の故郷である霊界での永遠の生活のほうに意識が向かないのか、いつもいつも不思議でしょうがなかった」

シューちゃん「霊界での生活自体を思い浮かべることができないから、自然と地上生活しか存在しないと思ってしまうのじゃろうな

私「やっぱりそうか。
でね、思ったんだけどね、なぜ前回は男としてあんなひどい境遇の人生を選んだか、わかってきた気がする」

シューちゃん「ほう、それはなんじゃ?

私「地上生活への未練や執着を完全に断ち切ることができるように、くだけて言えば、地上生活にほとほと愛想を尽かすことができるように、『自分はこんなひどい場所での生活なんかに未練や執着を残していたのか、愚かだった。二度と地上なんかに下りるもんか。解脱して霊界での永遠の生活のことだけを考えられるように頑張ろう』と悟るために、そのために生まれて行った。そんな気がしてならない」

シューちゃん「ほう・・・

私「インペレーターさんも言ってたでしょ。『地上生活の期間は、解脱したあとの永遠の霊界での生活に比べれば、ほんの一瞬の期間でしかない』とね。つまり地上生活は霊界での永遠の人生のためのほんのウォーミングアップでしかないってこと。ウォーミングアップが終わったら、もう地上生活とは完全に縁が切れるってこと」

シューちゃん「F1でいうと76周の決勝レースでの、最初の1周だけゆっくり回るフォーメーションラップのようなもの、とでも思うがよい

私「わかりやすいたとえをどーーーもw」

シューちゃん「ただしゴールのチェッカーフラッグは永遠に見えないと、そういう感覚でおれ

私「でね? 地上生活でしか体験できなかった修行も確かにあったけどさー、地上があくまでも仮の住まいだってことを本当に心の底から悟っちゃったあとは、もう余生でやるべきだったことは、シューちゃんが2017年2月の夜に教えてくれた『映像を幽体に重ね合わせる姿なりきり』の術、私の言う『重ね合わせ信じ込み感謝・幼女変身術』のワザを磨くことしかないと思って、それに専念してたよ。
楽器の練習もがんばってたけど、幼女変身術を極めることは、もっとがんばってたよ。
おかげで、ほら、割とすぐにこんな姿になれちゃう。これも練習のたまものだよ? 上手いでしょ」

シューちゃん「ああ、生前からの年季が入っておるからのう。大したもんじゃ

私「楽器といえばさー、ビッチ時代には持っていなかった高尚な趣味を見つけ出すって意味で、男の人生で楽器や音楽の趣味を見つけられたことは、本当に大収穫だったよ。こんなに夢中になれる芸術的な趣味を見つけることができて、その意味でも男の人生は大成功だった。
中でも取り分け、ディクソンSVそしてGUOニューボイスフルートっていう、最高に好きになれる笛に出会えたんだもん。ほら、この二本の笛だよ(意念のチカラで出現させる)」

シューちゃん「それはよかったのう。快楽趣味などよりもずっと清らかな気持ちになる趣味じゃろ?

私「うん。地上時代に勉強したけど、楽器とか音楽とかは元々霊界が発祥で、地上よりも、本来の発祥の地である霊界のほうが自由度も高いし表現力も大幅に広がるんだってね。
それがわかってからはもっと嬉しくなっちゃって、ここ霊界に来てからもしょっちゅう吹いてるよ。この二本の笛は私にとって特に芸術そのものなんだ。前回の霊界でシューちゃんが予言してたこと、私がちゃんと高尚な趣味を見つけられるように神様が取り計らってくれるようにお願いしておいてくれる、っていう約束、守ってくれてありがと! 大好き! お礼のチュ〜」

シューちゃん「こらこら、やめんかい

私「地上では楽器演奏での見栄や自己顕示欲を消すまで本当に苦労したわー。あれがあるとどーしても地上への未練や執着が消えないからね。最後まで自分との戦いだったわー。
でー、さっき言った私の悟ったことって、霊的真理としては合ってんの? 地上の醜い部分ばっかりを見てきて地上世界に完全に見切りを付けるために生まれて行ったってゆー考えは・・・」

シューちゃん「ワシは何も答えを言わんよ

私「でも、今生きてる舞台が地上であっても、どこまでも霊界での永遠の生活を基準にして考える霊界基準脳な生き方は正しいんじゃない?」

シューちゃん「確かにそれだけは正しいと答えるが、その他のことについては正しいか間違っているかは答えん。
答えてしまったらお前さんの霊的人生にレールを敷いてしまうことになるから、お前さんが自分でよく考えて自分で答えを見つけていきなさい。
さて、またそのうち話をしようぞ。それまでさらばじゃ」

(シューちゃん消えた)

 

うん・・・そーだね。自分で答えを見つけなきゃ意味がないもんね。

シューちゃん、私は基本的にはね、霊界においてだけでも修行を進められる魂なんだよ? だから前回の男だった人生は、やっぱり『地上への未練や執着を全部捨てられるように、地上に完全に見切りを付けるための人生』だったんじゃないかなー。そんな気がするんだよね。私はどこまでも霊界での生活を基準にして生きていきたいの。「霊界基準脳」が性に合ってるの

人によってはどうしても霊界と地上を行き来しないと修行が進まない人もいるけど、霊界だけで修行が進む私みたいな、地上生活が逆に魂の成長にとって障害になってしまうっていう人も、割と多いんだよ?
要するに、地上か霊界のどっちが良いかという尺度は無くて、魂の修行をするにあたって、その人によって地上が向いてるか霊界が向いてるかの違いがあるだけだと思うんだ。
私はたまたま霊界での修行が向いてるってだけに過ぎないんだ。向き不向きの問題。

実際に数々の霊界通信を紐解いてみるとさー、地上には生まれないでさー、この霊界だけで魂の修行を進めている霊も膨大な数にのぼるらしいじゃん。実際にそーゆう人、この100年間で見てきた。

そんなことはシューちゃんなら知ってるよねー。なんてったって、こーきゅーれーだもんね。にぇ〜〜〜え?

 

シューちゃん、いつもありがと。

 

 

(続く)


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