◇ティンホイッスルの吹き方◇


はじめに

ここには必要最低限のことしか書きません。みなさんに教えるという意味ではなく、自分用の練習記録のために書いているだけです。教えるほどの高度なテクニックは持ってませんからw

「〜しましょう」とか「〜してください」って言い回しは、自分に向けて言ってるようなものです。

テクニックを覚えるとか、速い曲を吹けるようになるとか、そういうことも大事でしょうけど、「その曲にどれだけ心を込められるか」ということが大事なのではないでしょうか。感覚でしか解ってないので、言葉ではうまく説明できないんですけど、どんなにシンプルな曲でも心を込めて吹ければいいなぁと思ってます。

音符を間違えなくて、ピッチも合っていれば、あとはただただ楽しく、心を込めて吹けばいいと思うんですよね。

・・・と思ったら、こういう意見も多いみたいです。

https://twitter.com/DDC_violoncelli/status/838772597697343488

これ読むと、感情を込めないほうがいいのかな。未熟な私にはわかりません。


基本的な構え方

私はトーンホール上で指先をズラす方法の半音運指を多用するので、常に指先で押さえる方法をとっているんですけど、これは基本に背いた、私の自己流の方法に過ぎません。


指先で押さえる、自己流の方法

でもこの押さえ方をすると、指先で押さえる場合に限ってですが、次のようなメリットがあるので、この方法やめられないです。最初は慣れるまでかなり苦労しましたし、今でも「もっと正確に速い半音を出せないか」と試行錯誤中なので、まぁ、その・・・がんばりたいです。

半音を出したいのなら上記の方法をマネっこすればいいでしょうけど、練習に根気がいるし、毎日練習してないとすぐに下手になっちゃうし(私のことだwww)、何よりティンホイッスルは指のハラで押さえるのが伝統的な方法なので、そうしたほうが無難だと思います。


こっちの押さえ方が基本

指のハラで押さえる方法が、一般的な基本の押さえ方です。

個人的に、右手の小指を管体にあてて構えています。トーンホールを全部開けた時に、笛を安定させるためです。


トーンホールを全部開けた状態


練習のために用意するもの

ティンホイッスル以外に、メトロノーム、チューニングメーター(クロマチック対応の機種を推奨)、音叉などでしょう。


運指表

黒は塞ぐトーンホール、白は開けるトーンホールです。1オクターブ目も2オクターブ目も、運指は同じです。ティンホイッスルは通常、半音を殆ど使わないので、まずは半音を使わない運指表から。

2オクターブ目のDの時、左手の人差し指を開ける場合と開けない場合がありますけど、ご自分のやりやすい方法で構いません。私は開けません。


半音運指と運指表

半音運指とは、クロマチックなフレーズを吹くための運指のことで、フィンガリングのセオリー優先な人には退屈なページでしょうけど、ヒマつぶしがてら読むのもイイかと。

私の場合は「吹きたいと思った曲がたまたま半音が多い曲だった」という場合が非常に多くて、半ば仕方なしに半音の練習をしている次第です。

D管での半音は、Eb、F、G#、Bb、Cの5つなんですけど、出す方法はこんなカンジです。あくまでも自己流で、半音移動する時に指を一瞬浮かせてジャンプさせるのではなく、指穴に触れたまま指先をズラす方法を取っています。通称「半ずらし(命名者は不明)」です。

 


Eb:右手薬指をズラしてトーンホールを半分開ける

 


F:右手中指をズラしてトーンホールを半分開ける

 


G#:左手薬指をズラしてトーンホールを半分開ける

 


Bb:左手中指をズラしてトーンホールを半分開ける

 


C:左手人差し指の指先を寝かせてトーンホールを半分開ける(このほうが速いフレーズを吹く時にスムースな指の動きができるので)

 

 

半音を入れた場合の全ての音の運指表は、こうなります。1オクターブ目も2オクターブ目も、運指は同じです。

Cの押さえ方には何通りかあって、ティンホイッスルによってどの押さえ方がいちばんピッチが合うのかが違うので、その機種に応じて使い分けるといいかも。



一般的なCの押さえ方の例

一般的に使われているCの運指はこのような押さえ方が多いようですけど、ティンホイッスルの機種によっては高めのピッチになってしまうので、私はCの運指は先述の「立てている指先を寝かせる方法」を使っています。

2オクターブ目のDの時、左手の人差し指を開ける場合と開けない場合がありますけど、ご自分のやりやすい方法で構いません。私は開けないです。

トーンホールは実際には半分開けるんですけど、視覚的には1/3くらい開けたようなカンジです。これは実践してみれば解るでしょう。どれも、音を半音下げる(元に戻す)場合は逆の要領で指をズラせばいいです。

この半音運指テクニック「半ずらし」の絶対条件は、
・普段からマメに爪切りをしておくこと。
・それでも爪が当たりそうなくらいのチョ〜指先で押さえること。
・半音を出す時に指をジャンプさせないで、指穴に触れたままの状態で指先をズラすこと。
・指先の1ミリ単位のズレを出さないようにする「指先の正確さ」
です。
これは正確に押さえるコツなんてものは見つからなかったので、私はひたすら練習して指先のカンを養いました。でもセオリーを守っている大多数の人から見れば非常にばかばかしい無駄な労力にしか見えないでしょうね(笑)。

 

単にダイアトニック・スケールを上下してみるとこんな音で、使っているのはソプラノD管(High-D管)で、最低音のDから3オクターブ目のEまで出しています。ダイアトニックとか言いながら、ついC#じゃなくてCを入れちゃってますね。失礼。これじゃミクソリディアンだw

クロマチック・スケールはこんな音で、タンギングを入れるとこんな音です。半音はトーンホール(指穴)を半分だけ塞いで出してます。そうやって適当に半音を吹くと、こうなります

 

ノドを使うビブラートの練習(これが一番難しいと思っています。未だに習得できていません)

 

そうやって適当に半音を吹くと、こうなります。

「【解説映像入り】ティンホイッスルの半音(12音階)の吹き方」
https://www.youtube.com/watch?v=mxpLMXWq4GI

本当に適当に吹いてるのでコード進行もへったくれもなくて、音楽になってませんがw一応D管での半音全部(Eb、F、G#、Bb、C)を取り入れてます。

 

一般的には、トーンホールを指のハラで押さえて、その指のハラを更に寝かせてトーンホールを半分開ける、通称「半かざし(ワッサン命名)」という方法が使われているようです。この方法だと、指のハラで押さえる基本どおりの押さえ方のまま半音を出すことができると思いますし。殆どの人にとってはあまり神経も使わないし、こちらのほうが無難でしょうね。以下の5枚の写真は、指のハラを更に寝かせてトーンホールを半分開けた状態です。


Eb

 


F

 


G#

 


Bb

 


C

 

でも、私はこの指のハラで押さえる「半かざし」の方法はどうも向いていないようで、「半かざし」の方法だと上手く半音フレーズを吹けないので、常に先述のトーンホールを指先で押さえる方法を取ってます。

あと、ティンホイッスルでクロスフィンガリングも使って半音を出す人も多々いらっしゃいますが、私も練習したことがあるんですが吹いてるうちに運指がこんがらがっちゃって、どうも「半かざし」だけでなくクロスフィンガリングも自分には向いてないみたいで・・・とほほ。ですので、もっぱら最初に書いた「半ずらし」(半音移動する時に指を一瞬浮かせてジャンプさせるのではなく、指穴に指を置いたまま指先をズラす方法)しか使っていません。

 

おまけで、オークC管に付いてた運指表です。画像はC管での音名なので、実際にはD管では、同じ運指をすると全音分上がります。


↑1オクターブ目

 
↑2オクターブ目


1オクターブ目の吹き方

トーンホールを全部塞いで、息をわずかに、そーっと吹き込んでみてください。

息を少しずつ強くしていき、正常なピッチにまで上げてください。その状態が1オクターブ目の吹き方です。


2オクターブ目の吹き方

2オクターブ目は、1オクターブ目で出した息の強さを、更に強くして吹いて、音をひっくり返らせます。

そのまま息を強くしていって、正しいピッチに上がるまで調整すれば、それが2オクターブ目の吹き方です。


2オクターブ目後半の出し方

2オクターブ目の後半ですけど、ピッチを保つのが難しく息の消費量も多い音域なので、苦戦することがあるかもしれないですね。

苦しい時は、「音が上がるにつれて唇の中の広さも絞る」ようにすれば、息が楽になります。

また、強く吹くというより、息のスピードを速くするカンジで吹けば意外とラクに出しやすいです。


息の強さと音階のグラフ

その1

各音を正しいピッチで吹くために、息の強さと音階との関係をグラフで簡単に示すと、こうなります。本当に大雑把ですけど。


レガートな息使い

低音から高音に上がるにつれて、レガートに息も強くしていくわけですね。2オクターブ目のF#あたりからは更に強めに吹きます。3オクターブ目の息使いは2オクターブ目のグラフ線に沿って上がっていく要領です。

 

その2

また、上のグラフみたいなレガートな息使いじゃなくて、1オクターブ目の最後から2オクターブ目の最初に移る時に、息をわずかに弱くする方法もあります。


2下げの息使い(命名適当)

こっちも同じく、3オクターブ目の息使いは2オクターブ目のグラフ線に沿って上がっていく要領です。

こっちは1オクターブ目と2オクターブ目に段差がある、いわば2段階の息使いですけど、どっちの方法をとるかは、ティンホイッスルの機種によって違ってくるみたいです。

 

その3 最も多く使われているかもしれない「2上げの息使い」

他には、2オクターブ目のDから、つまり2オクターブ目に入ってすぐのところからレガートに比べたらかなり息を強く(速く)する、という息使いもあります。これが一番使われている方法なのではないかと。下の図のような息使いです。


2上げの息使い(命名適当)

一部の機種では、この「2上げの息使い」に沿って吹くとピッチが合いやすいようです。少なくとも今愛用しているディクソン1ピースはそうです。2オクターブ目の後半から更に息を強くするところは先の二つのグラフと一緒です。機種によっていろいろ、ピッチを合わせるためのコツが違いますね。

私はこの「2上げの息使い」がまだ完全にはマスターできていなくて、ちょっと気を抜くとすぐに1オクターブ目後半のピッチが高く、2オクターブ目前半のピッチが低くなっちゃうんですよね。まだまだ練習不足なので、今後もがんばりたいなー。この「2上げの息使い」はジェネレーションを吹いていた初心者時代の頃のものなので、その頃の息使いにがんばって戻しているところです。初心者時代にやっていた息使いが今になって生きてくるなんて皮肉と言うか奥が深いというか(笑)。

あと、今までの自分の吹き方を見直して、息の強さというよりは「速さ」を意識しながらロングトーンの多い曲をチューナーとにらめっこしながら吹くと、正しいピッチバランスを取りやすい、ということがわかりました。演奏するのと同時にピッチ確認もできるしロングトーンの練習にも少しはなるし、自分的に、時間のない時のウォーミングアップにはこの方法が一番いいかな、って思ってます。「弱い息・強い息」というよりは、「遅い息・速い息」って感覚で吹くと、今愛用しているディクソンの場合はピッチバランスが合いやすいみたいです。今後の練習課題にしていきたいです。

でもオーバートンを吹いていた頃は、また違った息使いが必要だったので、機種によって吹き方がいろいろあるんだなーと思いました。

 

ちなみに、10年以上ずっと使っているクロマチック・チューナー「SEIKO ST1100」は、工場出荷時の初期値がA=442Hzになっているみたいなんですけど、私は安全のために毎回電池を外しているので、A=440Hzにセッティングしても次回には初期値のA=442Hzに戻っちゃって毎回毎回めんどくさいので、手っ取り早い方法を書きます。

2オクターブ目のD(レ)を出す時に、ほとんどの方はセオリー通りに左手人差し指を開けているでしょうから、あまり参考にならないかもしれませんけど、私なりのピッチバランスの取り方を。

チューナーとにらめっこしながらロングトーン練習をする時、まず最初に、トーンホールを全部塞いで2オクターブ目のD(レ)を弱めに出して、息を強くしていって、音が3オクターブ目になりかかる境目の「ピギャー」となる部分よりも10セント〜15セント低くなるように息の強さを合わせて、そのラインを基準ピッチにしています。他の全ての音がその「マイナス10セント〜15セント」のライン前後になるようにしてロングトーン練習をすれば、それがベストだと気づきました。

名づけて、「2Dピギャーマイナス10〜15」方式。


(↑あくまで例。2オクターブ目のDを基準にして、全ての音において針が同じ位置に来ればOK。ただし基準となる2オクターブ目のDの針の位置は気温によって微妙に上下することを忘れないこと)

この方法で吹けば、笛全体が大体標準ピッチになってピッチバランスが取れるみたいです。「2オクターブ目のDを基準にすればいい」ってことは新発見でした。よく考えたら、私みたいに2オクターブ目のDをトーンホールを全部塞いで出す場合に限っては、それを基準にしてロングトーン練習をしないと、間違った息の強さを体が覚えちゃって、どうしても演奏中の全体のピッチバランスが狂いやすいってことに気づいたんですよ。

このチューナーを使う場合に限っては、この方法をとるしかないみたいです。文章だとなかなか意味が伝わりにくいかもですけど。「新しいチューナー買えや」って言われそうですけど、9千円もしたんだし壊れてるわけじゃないから、壊れるまで使い倒すんだもーん。

以上、備忘録も兼ねて書いておきました。

いやほんとに、ただやみくもに練習するんじゃなくて、どうやったらもっと効率的に上手くなれるのかを「頭を使って」練習することの大切さが身に染みます。


各オクターブでの音量の特性

ティンホイッスルの構造上の特徴で、誤解されやすいことがあります。それが各オクターブでの音量の特性です。


Clarke Original Soprano D


Clarke Sweetone Soprano D

上のクラークのようなテーパード・ボアのタイプは、各オクターブでの音量の差はあまりなく、音量の違いは目立たないです。ところが、


Generation Soprano D


Walton's Standard Soprano D

ジェネレーションなどのストレート・ボアのタイプは、2オクターブ目の音量がだいぶ大きくなるという特性を持っています。音量を指摘されたら、楽器の構造上の特性だということを優しく教えてあげてください。


ブレス(息継ぎ)

ブレスのテクニックも、しっかり練習しておきましょう。大量の息を一瞬で「はっ!」と吸ってください。


スケールを吹く

key=Dの1オクターブ目のドレミファソラシ音階を吹いてみましょう。

1オクターブ目の最低音から2オクターブ目の最高音までを吹く練習と、いろんなフレーズの練習もしてみましょう。

 

さて今度は、key=Dの平行調であるkey=Bmのドレミファソラシ音階を吹いて、いろんなフレーズも練習してみましょう。

この練習の注意点は、各オクターブを行き来する時にピッチのバラつきが出ないように、息使いを瞬間的に微調整しながら吹くことです。このテクニックをマスターしなければ、ティンホイッスルの正しい演奏はできません。とにかく練習あるのみ! がんばって! ・・・と自分にも言い聞かせてます(笑)。先述の「2上げの息使い」をよーく練習しないとなぁ>自分

そこで、このツイート、

https://twitter.com/himatoki_/status/675632180958072832

「毎日続けていれば上達する」 とよく聞きますが、実は毎日続けるだけでは あまり上達しません。 実際、あまり上達しない人たちを多く見てきました。 大切なのは、どうすれば上達するのかを頭をつかって試行錯誤することです。  同じ過ちを千回繰り返しても、同じ過ちをする能力だけが上達します。

↑耳が痛い(笑)。 どうすれば上手くなるかを最初によーく考えた上で、効率的に練習したいですよね。

↓これも大変参考になりました。

https://twitter.com/huuchi/status/677117755548524544

ピアノの教本でも、最初はとにかく正確性を磨くように求められるのは、それが出来た上での揺らぎの表現が出来るようになるためである、という事実はやっと最近広く認識されつつあるように思う。

リズム音痴なので、余計に耳が痛い(笑)。「それが出来た上での揺らぎ」ができるには、まだまだ遠い道のりだな。


3度奏法

3度奏法とは、ギターやピアノなどの和音楽器で3度上の音を一緒に出すことをいいます。例えばEの音と一緒にGの音も出すハーモニーですね。

笛の場合は、スケール上で使う音は全く同じでも、Root音を3度移動させることによって明るい響きのフレーズになったり暗い響きのフレーズになったりする奏法のことも含まれるみたいで、ここではそれについて書いてます。

とりあえず、D管ティンホイッスルでのダイアトニックなスケールでは、明るいフレーズはkey=Dのフレーズ、暗いフレーズはkey=Bmのフレーズが代表的ですね。

譜面はごく初歩的な例で、実際の3度奏法は互いに複雑に絡み合ったフレージングが大部分です。


タンギング

タンギングは、息を吹き込む時に、「トゥ」と舌を手前(ノド側)にはじく方法のことです。

 

トゥ トゥ トゥ トゥ トゥ トゥ トゥ トゥ
D D D D D D D D

1音1音の輪郭を「パシッ、パシッ」とハッキリさせたい時や、強くアクセントを付けたい時に効果的です。

トゥ トゥ トゥ トゥ
D D D D D D D D

「トゥ」と発音したすぐ後に「ク」と発音する、装飾音的にも使える方法です。

トゥ トゥ トゥ トゥ
D D D D D D D D

「トゥ」と舌を離した後に「ル」と舌を丸めて発音する、滑らかな響きのタンギングです。

全ての音にタンギングを入れたり、フレーズの所々に入れたりして、変化を付けるのも面白いでしょうね。

余談ですが、私の持ってるチーフテンのソプラノDは、管体がすごく太いために2オクターブ目の後半の演奏が非常に困難です。


Chieftain Soprano D

でも、強烈なタンギングをすることによって演奏がだいぶラクになります。これもタンギングの利点ですね。


ビブラート

まずは、息を使ったビブラートについてですが、昔は「フルート奏者がやっている方法で、横隔膜を使って、お腹の底からかけるビブラートがある」とききました。しかしこのお腹(横隔膜)を使って出す方法は、完全に間違っているようです。プロの演奏家にきいてみたところ、最近はあらゆる実験の結果、お腹(横隔膜)を使ってビブラートをかけている管楽器奏者は、誰も居なかったらしいです。

ですので、ノドの絞り具合を使ってかけるか、胸の一部の筋肉を使うか、そのいずれかの方法が正しいらしいんですよね。

ティンホイッスルのビブラートも同様に、ノドを使ってかけるか、胸の一部の筋肉を使うか、どっちかになります。ご自分のやりやすい方法で構わないでしょう。

 

次は、指先を使うビブラートです。これは神経を使いますよー。なぜなら指先の僅かなズレが即ミストーンにつながるからです。

方法は、トーンホールの上に指先を置いてずらして、音程のアップダウンを繰り返します。

他にも、下の音の2〜3本の指をパタパタさせるビブラートの方法とかあるようですけど、やったことないので・・・ いつか練習してみようかなー。


3オクターブ目

多くのメーカーで「3オクターブ目は保証範囲外」とされていますけど、出せるもんは出しちゃえ〜。

3オクターブ目の運指は以下のとおりですけど、他にもいろんな運指があるかも。

これ以上の高音は超音波みたいな金属音的な音色で、実用には耐えないため、載せませんでした。また、ティンホイッスルの機種にもよりますけど、実際に「現場で使える音」としては、3オクターブ目のF辺りまでが上限だと思います。

実際に私が使ってる3オクターブ目のフィンガリングは、

です。Ebがちょっと違いますけど、結局半分開けるのが好きなもんで。まだまだ高いの行けるかな? 無理かな?


EMPさんの、「一本に、とことん慣れる」という助言

アーリー・ミュージック・プロジェクト(EMP)さん

http://www002.upp.so-net.ne.jp/emproject/

のサイトに、こんなページがあります。

「ピッチと音程」
http://www002.upp.so-net.ne.jp/emproject/EMP_Pitch.html

このページの最下部に、

ある程度しっかり作られたウィスルであれば、その1本に「とことん」慣れることで、かなり平均率に近い音階で演奏することが可能になる。

という助言がありますけど、今の私はまさにその通りの状態で、一番のお気に入りである「ディクソン1ピースDX001D 改造版」に、とことん慣れて平均律にかなり近い音階で吹けるように練習しているところです。でもまだ、演奏を聴いていただくとお解りのように、ローエンドがオーバーブロウ気味になりがちなので、それを克服しようとしているところで・・・。演奏前のロングトーンの練習がいかに大切かを身をもって思い知りました。

サイトにも紹介しているように、昔はたくさんのティンホイッスルを持っていましたけど、今では上記の「ディクソン1ピース 改造版」以外にはD管は持っていなくて、他には、最低音のCの音が足りない時だけに使うオークのソプラノC管しか持っていません。つまりその二本しか持っていなくて、他のティンホイッスルは一年くらい前にぜーーーんぶヤフオクで売り飛ばしちゃいました(笑)。だってお気に入りの一本に「とことん慣れたい」と思ったからです。

「昔はあんなに入れ込んでたオーバートンも売っちゃったの!?」って思うでしょうけど、はい、売っちゃいました。昔と違って今は、外見的な好みと演奏法がだいぶ変わってきたので。

とにかく、なるべく平均律に近い状態で吹けるように、お気に入りの一本に「とことん慣れる」ように努力していきたいですわ。私もまだまだ修行中の、どアマチュアです。一緒に練習がんばりましょう。

2016/01/10追記:
あれ以後同じDX001Dでも、2015年モデルも買いました。今ではそっちもお気に入りです。あとショウ2015年モデルとか、桜千whistle358さんからいただいたティンホイッスルやローホイッスルも愛用しています。

 


スケールを吹いた時に、平均律に近くなるように、ピッチのデコボコが出ないように吹くことを「イントネーションを整える」というらしいです。わっさんに教えていただきました。ありがとうございました〜! わっさんは自称「楽器マニア」らしく、いろんな楽器やいろんなジャンルの音楽に非常に詳しい方で、本当に助かっています。


↓key=Bmで吹いた、ムカムカパラダイスの「いつしか大人に」。D管での半音はBbとG#を使用。

↓Key=Aで吹いた、ムカムカパラダイスの「ゆびきりげんまん」。D管での半音はFとG#使用。

↓Key=Gで吹いた、ムカムカパラダイスの「キテーラ・ミテーラ」。D管での半音は、Eb、F、G#、Bb、C(つまり全部)を使用。

↓key=Dで、ムカムカパラダイスの「とっておきのキモチ」。D管での半音は、Eb、F、G#を使用。

↓key=Eで、ムカムカパラダイスの「橋之助スーパーのテーマ」。D管での半音は、Eb、G#、Bbを使用。




↓「女王陛下のプティアンジェED」key=Cで、D管での半音はCとFを使用。


↓「ママは小学4年生」ED「この愛を未来へ」key=Cで、D管での半音はCとFを使用。

 

以上、全部D管一本で吹いてますが・・・・・・

あかん、自分で聴いててイントネーション悪いわ・・・ 聞くにたえん・・・><

練習や演奏をする際の、自分用の備忘録。

まずチューナーを使わずに、

ロングトーン
 ・親指を曲げて、指先で構える(人差し指と中指が基準)
 ・薬指の端っこでDの穴を押さえる

実際の演奏
 ・全体的に弱めに吹く(すると自分のピッチを聞き取りやすい)
 ・2上げの息使いを強く意識しながら
 ・自分の音をよーく聴きながらピッチのイントネーションが整っているかを瞬時に確認しながら吹く

略して、
 「OKZ2上げ自分」
の練習法。

タンギングは使わないか、使うとしても弱くして、なおかつ、息の強弱ではなく、息の「速さ・遅さ」を意識して吹くと、微妙な息使いをコントロールしやすい=微妙なピッチ調節をしながら吹けるし、2上げの息使いをコントロールしやすくなるから、そうする。

最後にチューナーで全ての音のピッチを確認。

これを繰り返す。

そして笛を吹かない時は、いつもキーボードを弾きながら、とにかく音感を鍛える。

↓音感を鍛えるための参考リンク。(ググって見つけた)

http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20100525/1274794985

http://matome.naver.jp/odai/2136034643913433701

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1110614826

http://stone.tea-nifty.com/blog/2013/06/post-6ac8.html

http://homepage2.nifty.com/iwatake/faq/q08.html

私の場合に限っては、ティンホイッスルがうまくなりたかったら、まず音感を鍛えること、これに尽きると思う。自分が吹いてる音が何セントくらい高いか低いかを聴き取れるように訓練する、これが最重要項目だと思ってる。イントネーションを整えるための相対音感はもちろんのこと、絶対音感もできるだけ鍛えたい。

そのためには、「自分が吹いてる音のピッチの微妙な誤差をその場で瞬時にどこまで正確に聴き取れるか」が重要だと思う。思い込みかもしれないが、ティンホイッスルという楽器の特性で、「自分が吹いてる音のピッチの微妙な高低の誤差を、その場では自分では聴き取りづらい」という特性があるみたいで、周りの人たちはよくピッチの誤差がわかるのに自分ではわかりづらい、自分で出してる音なのに聴き取りづらい、と感じた。どうやったらもっと聴き取りやすくなれるのか、今後の研究課題にしていきたい。

ティンホイッスルの特性じゃなくて、単に私の音感が悪いだけ! という可能性もかなり高い!

なので、真っ先に思いつく方法は、自分の演奏を録音しまくって聴いてみる、そしてキーボードを毎日弾いて、大人になっちゃった今では絶対音感は身に付かなくても、ある程度までなら鍛えることはできると思うので鍛える。それと、車の運転席では音がフロントガラスに反響しまくってピッチの誤差を聴き取りづらいので、ガラスから遠ざかるために後部座席で吹くとかする。なので、できるだけ屋外で吹いたほうが聴き取りやすい。ような気がする。

こんなとこかなぁ・・・

他にいい方法ないかなぁ・・・かなり切実です。

あ、12平均律を基準にして、です。念のため。あと、速い(音数が多い)曲の場合はハナっからピッチの微妙な誤差なんて聴き取れませんorz 精進したいなぁ・・・耳を鍛えたい耳を〜。

 

 

音感を鍛えることとは別に、「2上げの息使い」をなんとかして完璧にマスターできないかと考え抜き、2016/04/14の仕事中に思いついた方法。

「2上げの息使い」を意識しなくても、こうすればいいんじゃないかなーと思いつきました。「2上げの息使い」をコントロールしやすくするための、

なるんじゃないかなー、そーなればいいなーと思ってます。

タンギングの強弱はグラフのとおりですけど、実際には、低音部ではタンギングは殆ど使わないカンジです。高音部にいくほど強烈なタンギングになるってことで。

長年培ってきて、こびり付いてしまったタンギングを多用するクセを逆に利用できないかと思って、昨晩思いつきました。しばらく、この方法を試してみます。

結果・・・ピッチとイントネーションが整いやすくなりました〜! 「2上げのタンギング」はタンギング奏法がお気に入りの私には合ってるっぽい。

 

↓最近改定した図


「青天/あおぞら」(key=F)、「風祭り」(key=D)、「花かんざし」(key=A)、「十三(とさ)の子守唄」(key=A)、「風の大地」(key=G)
作曲:星吉昭




「見上げれば、花びら」(key=D)、「大地炎ゆ/秀衡のテーマ」(key=Em)、「祭り神」(key=F#m)、「桐の花むらさきに燃え」(key=Am)、「未来の瞳」(key=G)、「風の彼方」(key=G)、「帰らぬ日々」(key=Am)
作曲:星吉昭



D管ティンホイッスルのスーちゃん一本で吹いてます。いきなりKey=Fの曲から始まるとか難関なキーの曲も多いですが、指穴を半分塞ぐ半音運指でなんとかしました。こちらの都合で、原曲のキーとは違うのもあります。 全て姫神の星吉昭さんの作曲です。

 

https://twitter.com/08654OyNI4J9BnP/status/795921128493436928

↑これが参考になったんですけど、「息の遅さ・速さ」というよりは、この人のツイートのように「息のスピード」って言葉でひとくくりにしたほうが吹きやすいかも。意味は同じだけど、「息のスピード」だと個人的に意識しやすいので。


2018/01/21追記:自分のツイートから

https://twitter.com/watashi_meachan/status/954929491947614208

めあ@幼な子のように何でも愛したい @watashi_meachan - 2018年1月21日

今の時点では、D管ホイッスルやC管フルートにおいて、12音あるうちの任意の音から始まるイオニアン&エオリアン運指を暗記してるわけじゃない(24通りあるうちの14通りくらいしか暗記してない)けど、
その14通りに残りの5つの教会旋法を混ぜれば、持ち替えなしで70通りの運指を使えることになる。

・・・のかな?

えっと、ちょっとまって?
たとえばkey=Dにおいてだけでも教会旋法の7通りの運指を使えるのだから、それに14をかけると・・・あら? 7x14で合計94通りの運指をD管1本で使えることになるのか。

算数大っ嫌いwww

オツムが弱いので実際には何通りになるのかわかんないけど、
でもこれって、全部性質の異なるスケールってわけじゃなくて、平行調もかなりかぶってるから、そんなに大変な思いをして覚えたわけじゃないので、つまりもっとがんばれ私。

これ押さえるとB♭、これ押さえるとF、これはG、みたいに指の押さえる場所で英語音名を覚えてルカら、だから別の調の楽器に持ち帰るともうわけわかんなくなる。
だからティンホイッスルはD管しか吹けないし、フルートもin C管しか吹けない。私がホイッスルのC管やB♭管を手放したのもそういう理由から。

ホイッスルに限らず、篠笛とかオカリナとかの移調笛で全ての調子の管で、どの音がどこにあるのかを把握してる人の頭の中って、どうなってんの? おせーて(爆)

移調笛でも、曲を完全に指だけで覚えちゃえばそりゃ私でも演奏はできるかもしれないけど、それだとヤなの。
常に指の場所と音名を意識しながら吹かないと納得できないし吹いてるという感覚になれないの。
あくまでも自分的に納得できないのであって、押し付けるつもりは毛頭ありません。

私はヤだけど、人に「ぎゅ〜」はしない。
(ちょっとアホ垢っぽくなってきたのでこの辺で)

 


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