◇ファイフ S.M JAPAN◇


※レビューは、あくまでも主観・個人的な感想であって、「吹きやすい」という表現は、あくまでも「自分の吹き方に合っている」という意味に過ぎません。別の人が吹いたらきっと吹きやすさの印象が全然違ってくるでしょうね。


S.M JAPAN製のフォーク・ピッコロ(folk piccolo)。商品名はコンサイス・ピッコロ(concise piccolo)というらしいです。

この笛はピッコロと名付けられていますが、最低音がCであることや指穴の数や位置や運指から考えると、構造的にはピッコロの先祖であるファイフに分類されると思いますので、私はファイフと呼ぶことにしています。

40年くらい前に日本木管楽器という会社が設計・企画・監修して興野製作所という工場が製造していたらしいです。オークションで見つけました。


 

頭部管内部の反射板用のコルクはさすがに40年も経てば劣化しまくっているようで朽ち果ててボロボロになっていました。これは仕方が無いので自分でなんとかリペアするにしても、40年前の笛とは思えないほど外観は綺麗な状態です。過去に一度外観だけでもレストアされてるんじゃないかって思うくらい綺麗。

↓マニュアルも付いてきました。よく残ってたな。クリックで拡大できます。
 

 

この笛は頭部管内部の反射板のコルクを交換修理するのがめんどくさくて、ずっとお部屋のアンティーク・インテリア・グッズになっていたのですが、最近になってから頭部管内部を修理したらマトモな音が出るようになりました。息量も少なめで自分に合っていて吹きやすいです。

 

でも最近になって、リッププレートの汚れを落とそうとしてタオルで磨いてたらリッププレートが取れちゃいましたwww 40年前の笛ですから溶接がだいぶ弱っていたんでしょうね。

さて、自分で修理できるかな? できなかったらジャンク品として売っちゃおうw

・・・と思っていたんですけど、ふと思いついて、ディクソンのティンホイッスルDX026Dの頭部管が一つ余っていたのでそれを差し込んでクロマチック・ティンホイッスルに改造しようと決めました。以下は仮組みしてみたところです。

ツイッターも参考までに
https://twitter.com/mea_dot_jp/status/1057479768327766016

管体側のジョイントの丸い出っ張りを少し削れば差し込めることがわかったので、今その丸い出っ張りを削っているところです。エッジの位置からして大体1センチくらい差し込めればピッチが合うはずだと思うんですが、さて、うまくいくかなぁ?
ジョイントの細かいシーリングはまた追々考えていきます。


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