※レビューは、あくまでも主観・個人的な感想であって、「吹きやすい」という表現は、あくまでも「自分の吹き方に合っている」という意味に過ぎません。別の人が吹いたらきっと吹きやすさの印象が全然違ってくるでしょうね。
ベルギーのメーカー「Coulon Duffy」のhigh-D管(ソプラノD管)ファイフ、モデルナンバーCD012です。Coulon Duffyのサイトのこのページの、男の子が笛を吹いている写真よりも2つ下のモデルです。
穴を全部塞いだ時に出る音はD(レ)なので、この笛はD管になり、右手人差し指を押さえた時にF#の音が出るタイプなので、Dメジャースケール(Bmスケール)に特化しています。
全管アルミの削り出しという、オーバートン(現ゴールディ)やチーフテンと同じ製造方法らしいです。
裏側。左手親指用の穴(サムホール)が空いている。
指穴にはサイドショルダーが設けられていて押さえやすい
頭部管との位置合わせマーク
私はやや手前に回して吹く
ジョイントのシール方法は2つのOリング式(材質はわかりません)。頭部管が外れるのでチューニングができて、歌口を手前に回せるので助かる
右手の薬指の穴までしかない(右手小指の穴は空いていない)、そして左手親指用の穴(サムホール)が裏側に空いている、D管7穴ファイフです。
「D管だしさー、この指穴配置だとアイリッシュピッコロじゃないの?」って思いましたけど、メーカーのほうで「ファイフ」と呼んでいるので私もそう呼ぶことにしています。
まぁサムホールが空いてるからファイフっちゃーファイフなんですけど、諸外国の人たちは呼び方に関しては割とアバウトなのかもしれません(笑)